はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
在庫あり : 土曜・日曜は発送休み。翌営業日発送いたします。
CDV2963/724381308127(VIRGIN) 【02年発売CD】
デジタル・リマスター。
590円 (税込649円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
590円 (税込649円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
KING CRIMSONの歴史的デビューアルバム「In The Court Of The Crimson King」に参加し脱退したIan McDonaldとMichael Gilesが、Michael Gilesの兄弟であるPeter Gilesとユニットを組みリリースされた名盤。その内容はイギリスの田園風景が浮かんでくるような、のどかでアコースティックな雰囲気が素晴らしい叙情作となっています。Ian McDonaldはマルチ・プレイヤーぶりを発揮しサックス、フルートに加えピアノ、オルガン、ギターも演奏。盟友Peter Sinfieldが作詞で参加した20分超えの「バードマン」で締めくくるまで、高いクオリティーを保った傑作です。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
M.GilesとI.McDonald。この2人は初期KCの最重要メンバーというのは周知のとおり。KCから離れ制作した唯一のアルバムは、フォーク調でありながらジャズの要素も含んだ温かみと絶妙な緊張感そして映像を想起させる好作である。
M1は組曲(風)で当時TrafficにいたS.Winwoodがオルガンで参加している。ここでの聴き所は緊張感のあるパートである。McDonaldのフルートは激しさを感じさせるところもあるし、GilesのDsはKCの「21世紀の〜」を想わせる。
M2はKCの「ケイデンス&カスケイド」だし、M3は歌詞が素敵なフォーク曲。ここで聞こえる薄いオルガンは誰が弾いているんだろうか。M4はGilesのDsが張り切っているブラスロック。そしてM5はLPのB面全部を使った組曲で、空を飛びたい男の物語が20分近く演じられている。
メロトロンは使われていないはず。M1とM5にストリングセクションが効果的に使われている。
正直このアルバム、好きすぎてLPとCDを国内盤と輸入盤を2枚ずつ持っている。
国内盤LPは番号P-8034Aとしてワーナー(現WMG)のカタログから外されることなく90年代中頃まで販売されていた超ロングセラーアルバムだった。
また長らくCDは日本盤のみ発売だったがVirginからのリマスター盤発売に際しM5の途中のミックスが変更になっている(場面展開で若干クロスフェードしている)。これは好みではあるが、LPや国内盤CDで親しんできた耳には違和感がある。
KCの主要メンバーの闇落ちならぬ「光落ち」の一枚。解脱したかのような緩さもありながら、しっかりと緊張感もキープしているという作品である。そういや同じ「解脱」感がある作品というとP.SinfieldのStill(1973)がそうだったと思う。ちなみに本作のM5の組曲のコンセプトと歌詞はP.Sinfieldである。
全プログレファンに限らずロックファンなら是非の1枚。聴いて損なしである。