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490円 (税込539円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
邦題が「勝利への登攀」。「登攀」が中学生男子に読めたのかという大きな問題があります。「怪奇骨董音楽箱」や「淫力魔人」よりマシか…。一般的な登山と違うのが、よじのぼる意味が込められていることで、垂直に近い岩壁や氷河を「登攀」するわけです。もともと巨体のレズリー・ウエストが「マウンテン」と仇名されていたことからのバンド名。「風林火山」とか「雪崩」とか、ロックとはとても思えない邦題をつけられているのがこのバンドの宿命です。
マウンテンはプログレなのではないか、との疑いがラストの「ボイズ・イン・ザ・バンド」を聴いていて湧いてきました。爆音路線でないほうの曲は、フェリックス・パパラルディのイニシアチブなのです。パパラルディがクラシックを素養にしていたことを考えると、ジャック・ブルースに近い人だったんだろうと思います。そう考えるとメロディの切り方が似ています。
6曲目の「トゥ・マイ・フレンド」のインド風アクースティック・ギターもすごいですね。まるでペンタングルです。彼らはUSハードのオリジネイターと考えられていますが、ヨーロッパに近いセンスも一方の売りだったですね。最初に聴いたとき、なんだ全然ハードじゃねぇじゃねぇのと思っておりました。しつこく聴くうちに、全体像がつかめるようになってきました。