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NACD385(NORSKE ALBUMKLASSIKERE) 【23年発売CD】

ペーパーケース仕様、デジタル・リマスター。

カケレコ・レビュー

ノルウェーの名女性シンガーにして当時のTerje Rypdal夫人、Terjeも参加した74年作

70年デビュー、当時は名ギタリストTerje Rypdalの奥方でもあった女性シンガーの74年作。夫Terjeが6曲目と10曲目でギター/シンセをプレイしています。1曲目はシューベルトの「Die Forelle(鱒)」をソフト・ロック調に仕立てた一曲で、童謡を歌い聞かせるような彼女のヴォーカルが何ともハートフル。ハープシコードや流麗なストリングスをフィーチャーして聴かせる煌びやかな演奏も素敵で、米英で60年代末に隆盛を誇ったソフト・ロック/サイケ・ポップ的サウンドを約5年差で受け継いだような印象を受けます。その後もウキウキするような完成度の高いソフト・ロックが目白押しで、ノルウェー語の異国的な響きも相まってFrance Gallあたりのフレンチ・ポップ好きにもオススメできそうなサウンド。そんな中で異色なのがTerjeが参加したナンバーで、その2曲のみ英語タイトルで彼女も英語で歌唱します。6曲目は前曲から一瞬にして空気が変わり、しっとりしたジャジーなヴォーカル・ナンバーが流れてきてびっくり。ピアノとシンセが織りなす幻想的な演奏にIngerの僅かに掠れた哀愁漂う歌声が重なり、北欧然としたロマンティックな音世界が広がる名品です。10曲目はTerjeのギターが本領発揮するジャズ・ロック・チューンで、Ingerの洒脱で影のある歌唱も素晴らしい1曲。何より全編スリリングに弾きまくるTerjeのギターのなんとカッコいい事。全体としてはソフト・ロック・ファンやフレンチ・ポップ・ファンに響きそうな作品ですが、ジャジーな洗練味も隠し持った懐の深い逸品となっています。

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