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72年作。抜群にグルーヴィーで骨太な演奏、ソウルフルで哀愁溢れるヴォーカル、メロウかつキャッチーなメロディ。絶品スワンプ・ロックドライヴ感いっぱいの曲も、ブルージーでルーズな曲も、物悲しくも力強いバラードも、FREE「Stearler」のカバーも、どの曲も最高に格好良いです
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ライブで定番の「ターン・ザ・ページ」、フリーの「スティーラー」、JJケールがギターを弾く「ミッドナイト・ライダー」 など収録された多彩な6作目。ソロとして独立し「Smokin' OP's」の次というレコードです。何曲かは、マッスル・ショールズでスタジオ・ミュージシャンをバックにして録音されています。そのせいか、かなり南部の香りが強く、果てはブリティッシュ・ハードに近いどっしりしたロックンロールです。シン・リジーは、「ロザリー」 をコピーしていますし、ボストンの「モア・ザン・フィーリング」の導入部は、「アイブ・ガット・タイム」 からとられています。トム・ショルツはそう言ってないですけど。
英語ウィキペディアによれば、シーガー自身はこのアルバムの公式CD化を許諾するつもりはない、とのこと。良質な曲たちであるし、シーガーのユーザーであれば知っておきたい録音ですのに。わたしは、アルゼンチン・プレスの非公式盤によってこれらの曲を聴きました。おそらく音源が国外に持ち出されてしまい、キャピトルが管理できていないことからのCD化ではないかと思います。購入しただけで満足していたCDでしたけれど、聴いてみれば手に汗握ります。知られていないことが実に勿体ない。2023.02.08