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ご存知ドイツが世界に誇る巨匠シンセサイザー奏者、79年発表の11作目。デヴィッド・リンチ監督による84年映画を筆頭に幾度も映画化/TVドラマ化される、フランク・ハーバートによる傑作SF小説の音像化に挑んだ人気作。30分と26分の全2曲となっており、前半は荘厳な響きのシンセサイザーとゲスト奏者が奏でるチェロによって、陰鬱ながらもイマジネーション豊かに描き出される異星の情景がとにかく圧巻。終始緊張感を保ちながらどこまでも美しい音像は、70年代におけるソロ活動の集大成とも言える完成度を誇っています。後半ではリズムが生まれ、ゲストのArthur Brownがミステリアスなヴォーカルを披露。バックでは時おり淡々としたシンセにチェロが鋭利に切り込んでいて油断なりません。間違いなく、数ある文学作品の音源化作品の中でもトップレベルと言える名作。
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