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77年に自主制作ながら完成度の高いCAMEL系シンフォ作を残し、05年に再結成して2ndを発表したオランダのグループ。オリジナル・アルバムとしては3作目となる22年作がリリース!オリジナル・メンバーのキーボーディスト、05年作から参加のドラマー、そして本作より加入したヴァイオリン奏者というトリオでの制作となっています。ダイナミックに演奏を牽引するタイトでキレの良いドラム、ハモンド/ミニムーグ/フェンダーローズ/メロトロンMK-Iなどを駆使し優美で格調高い音世界を描くキーボード、溢れんばかりの気品とメロディアスなフレージングで疾走するクラシックの素養みなぎるヴァイオリン。シャープな技巧と水彩画のように淡く滲むファンタジーが見事調和したシンフォ・サウンドは、もう絶品の一言です。叙情的に溢れ出すハモンドとスリリングなエレクトリック・ヴァイオリンの対比が映えるパート、ジャジーなピアノ&奔放に浮遊するミニムーグにヴァイオリンがクラシカルな格式あるプレイで応じるパート、そしてアグレッシヴなドラミングとオルガン&メロトロンの洪水をバックに、ギターかと思うようなトーンでエレキ・ヴァイオリンがメロディアスに躍動する初期CAMEL彷彿のパート。CAMEL憧憬の叙情性やハートフルさを感じさせつつも、ヴァイオリンを主役に据えシャープで美麗に聴かせる独自のサウンドを切り開いています。これはただただ素晴らしいシンフォ・アルバム!
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