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初期FLEETWOOD MACで活躍したギタリスト/SSWが、バンド脱退から2年後の75年にリリースした1stソロ作。ロック/フォーク/トラッド/カントリー/ウェストコースト風など多彩な曲調を配した中にも、一貫して英国的な気品が香り立つサウンドが堪らない一枚です。特に冒頭3曲の流れは素晴らしく、軽快なフィドルがリードする賑々しいカントリー・タッチに胸躍るM1、ピアノや管楽器が楽しげに踊るリリカルなフォーキー・ポップのM2、そしてストリングスが彩る甘くロマンティックな曲調とハートフルな歌声&ギターソロにグッとくる名曲のM3と、実直でどこまでも優しい音世界に惹きこまれます。管弦が活躍しますが全然大仰にはならず、ハンドメイド感いっぱいのサウンドがかえって良い味わいを出してます。ギタリストの作品ながらあくまでアンサンブルの一員に留まる控えめな立ち位置にも何だか人柄が現れているようです。これほど「愛すべき」という言葉を付けたくなるブリティッシュ・ロック作品はありません。名作!
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