カケレコ・レビュー

ノルウェーのルーツ・ロック・バンド、哀愁あるギターが良い味を出している78年作！

ナーク・ツインズは、1960年代初頭に結成されたノルウェーのロック・バンド。バンド名は、ポール・マッカートニーとジョン・レノンがかつてパブで演奏した時に名乗ったデュオ名に由来しています。65年にロックのコンテストで賞をとるなど活躍していたようですが、78年リリースの本作が1stになります。60年代の終わりに大きいメンバーの入れ替わりがあったようで、オリジナル・メンバーはベーシストのみの6人編成でレコーディングされています。レーベル・インフォでは、同じく78年にデビュー作をリリースしたダイアー・ストレイツが引き合いに出されていて、確かにカントリーやブルースを土台にしたルーツ・ロック・サウンドと哀愁あるクリアなトーンのギターが、ダイアー・ストレイツと通ずるものを感じさせます。線の細いヴォーカルは憂いを感じさせるし、米国憧憬の英フォーク・ロックやパブ・ロック好きにおすすめ出来る好作！良いバンドです。

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