カケハシ・レコード

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80203602(PICAP) 【98年発売CD】

ボーナス・トラック2曲。

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カケレコ・レビュー

スペインはバルセロナ出身、70年作1st、スパニッシュ・プログレ黎明期屈指の傑作

68年にバルセロナで結成された、スパニッシュ・プログレ黎明期を代表するグループ。中心人物は、ベール&VoのJordi BatisteとKey奏者のEnric Herreraの2人で、結成前は、ディランなど先進的なフォーク・シーンに影響を受けつつ、カタルーニャ地方ならではのフォーク音楽を目指したGrup de Folkのメンバーとして活動していました。その他メンバーは、後にMUSICA URBANAに参加するギターのLuigi Cabanachと後にTAPIMANを結成するドラマーのTapi Vilaseca。シングル2枚をリリースした後、70年に録音されたのが本デビュー作です。レコーディング中にJordi Batisteが徴兵で抜けたため、代わりにギターのJosep Maria Parisが加入し、元々ギターのLuigi Cabanachがベース&Voとなり、レコーディング続行。R&Bやジャズが根っこにあるグルーヴィーかつふくよかなリズム隊をバックに、淡いトーンのオルガンがたなびき、ピアノが静謐に鳴り、ファズ・ギターがサイケデリックかつヒリヒリとテンションあるフレーズを紡ぐオープニング・ナンバーから抜群のカッコよさ。爆発的なテクニックこそありませんが、フツフツとしたエネルギーを内に秘めた、終始テンション溢れるアンサンブルは本格感プンプンで、初期ニュークリアスを思い出します。タイトルトラックでは、Jordi Batisteのヴォーカルが登場。「あれ、女性ヴォーカル居たっけ」と思ってしまうほどに中性的な歌声で、グルーヴィーに疾走するアンサンブルとともに、アフィニティやキャロル・グライムス&デリヴァリーを彷彿させます。うつむき加減で淡々と音をぶつけ合いながら、徐々に熱を帯びて畳み掛けていく演奏に終始痺れっぱなし。60年代末のR&B〜ジャズ・ロック作の中でも屈指と言える一枚。これはオススメです。ちなみに歌詞は英語。クロワッサンに懐中時計がはまったジャケデザインは、当時のフランコ独裁体制への批判がこめられているようです。

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