はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
カナダのジャズ・ロック系シンフォニック・ロックバンドの77年3rd。バンド・セクションにフルートのマイルドな響きを加えたテクニカル且つデリケートな味わいを持つジャズ・ロック作品となっており、技巧的なジャズ・ロックアンサンブルと、CAMELのようなマイルドで繊細な質感の狭間を行き来するファンタジックな音像を構築しているのがとても個性的です。変拍子に包まれたせわしない進行を聴かせながらユーモラスなメロディーやカンタベリー的な肌触りを演出するなど、その幻想的でかわいらしい中に内包されたヴァラエティーの多さには脱帽するしかありません。
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:Durangoさん レビューをすべて見る
このバンド、ケベック勢の中ではとにかく技巧が飛びぬけてます。中期あたりのGONGを彷彿とさせるユーモラスなテーマ、CARAVANもかくやと思わせるような軽やかに躍動するアンサンブル、あまりに流麗なフルート、また時にはBRAND X並みに強靭なジャズロック的展開も見せます。
曲の展開ごとに表情がコロコロ変わっていくが、そのどれもが非常にハイレベルでかつ本格的。全体的に余裕綽々にすら聴こえるのが実に痛快です。
これまで余裕たっぷりの演奏と何でも難なくこなす器用さという点ではGENTLE GIANTがぶっちぎりだと思っていましたが、このグループはさらに一枚上手を行ってるように感じました。通常のプログレッシヴロックの演奏に使われる範疇の楽器編成でありながらそのように思わせるところもこのグループのすごさの表れでしょう。作品自体が名盤とかってわけじゃないけど、演奏自体のクオリティの高さは過去に例のないレベルだと思います。