はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
元KAIPAのレジェンド・ギタリストRoine Stolt率いる人気グループ、前作に続き2枚組でのリリースとなった22年作。内容的にも前作を引き継ぐ、ハードさよりは北欧プログレ然としたクリアに広がるファンタジックな音楽性を前面に出した、スケール大きく色彩にも富んだサウンドが魅力です。サウンドのカラーを担うのは前々作より加入のキーボーディストZach Kamins。柔らかく広がるシンセ、時にクラシックの素養も感じる流麗なピアノ、劇的に湧き上がるオルガンを自在に駆使するめくるめくキーボードワークは、若手でありながらHans Lundinにも迫ります。そんなファンタスティックなサウンドに触発されるように、Roineもいつもに増して歌うように滑らかに紡ぐクールさとエモーションが入り混じった至上のギタープレイを聴かせてくれており素晴らしい。Hasseは相変わらず「TFKの声」として揺るぎなく歌い上げているし、Jonas ReingoldとMirkko DeMaioによるリズム・セクションながら「雄弁」と表現したいプレイも絶好調です。印象的なのが、ジャケットにも象徴されるパーカッションやアコーディオンによる異国情緒が散りばめられている点で、TFKの持つ色彩感をより豊かに引き出しており本作ならではの魅力となっています。デビューから27年、TFK節とも言える揺るぎない音楽性とまだまだ貪欲に変化を続けようとする探求心が一体となったサウンドに敬服するしかありません。勿論オススメ!
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。