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米国のSSW、ビリー・マーニットによる73年唯一作。同年にトム・ウェイツの代表作『CLOSING TIME』も手掛けたラヴィン・スプーンフルのジェリー・イエスターがプロデュースを務めています。本作もピアノの弾き語りを中心とした作品。鼻にかかったやや粘り気のあるヴォーカルが独特で印象的ですが、親しみやすいメロディ、流麗なピアノやホーン、パーカッション等のアレンジによって軽やかなサウンドになっています。特筆はT1のタイトル曲。哀愁あるメロディに、バックには軽やかなフルートが流れ、ピアノもドラマティックに盛り上げて切なさが迫るナンバーです。ライ・クーダーが参加しているT6は、ホーンが加わるスワンプ調のナンバーで、同じく米SSWのロン・デイヴィスを思わせます。広く聴いて欲しい隠れた米SSWの名盤!
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