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現ポーランド・プログレ屈指の人気バンドLOONYPARKを率いるキーボーディスト/コンポーザーが、前4thに続きリリースした21年2作目となる5thアルバム。前作はLOONYPARKの新たな作風と呼応するようにフロイド調とメロディックでキャッチーなスタイルを調和させていましたが、本作ではダンサブルなエレクトロニクスのパートとオペラ風の女声スキャットをフィーチャーした荘厳なシンフォ・パートが折り重なる様に配された緩急激しいサウンドメイクを披露していて驚愕!冒頭約15分の大作は、オペラチックな女声とアンビエントなタッチも交えた緻密なシンフォニック・サウンドによる張り詰めた空気感に言葉を失うアーティスティックな傑作ナンバー。この調子で行くかと思いきや、2曲目ではいきなり刺激的なエレクトロニック・サウンドが疾走、いつの間にかスッとピアノが滑り込みクラシカルに落ち着かせると、女声スキャットが清らかに歌い上げる超絶展開に思わずゾクゾクします。冒頭2曲だけでもKRZYSZTOF LEPIARCZYKというアーティストの底知れぬ才覚が感じ取れるはず。傑作です。
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