カケレコ・レビュー

ファラガー兄弟による米ヴォーカル・グループ、79年作。初CD化！

カルフォルニアのブルー・アイド・ソウル・ファミリー・グループ、FARAGHER BROTHERSが、唯一FARAGHERS名義でリリースした79年作。グループとしては4作目で、最終作になります。FARAGHER BROTHERS名義での前3作はAORでしたが、本作はガラッと路線が変わりストレートなロック・アルバム。名義を変えたのも納得です。プロデューサーのVini Ponciaは、同じ79年にKISSの『DYNASTY』を手掛けていて、その収録曲「I Was Made for Lovin'' You」を共作したことで知られています。1曲目「Say When」からKISSのようなキャッチーなハード・ロック。ノリの良いロックンロールのビートにエネルギッシュなヴォーカル＆ハイトーンのコーラスがのり、思わず一緒に口ずさんでしまう気持ちよさ。ヴォーカル・グループだけあり各々のヴォーカルの上手さも魅力です。中でも紅一点Pammy Faragherがヴォーカル&コーラスで聴かせるハイトーンのシャウトが気持ちよさを加速します。米パワー・ポップやSWEETあたりのグラム・ロックが好きな方におすすめの好作！

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