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70年代にはシンフォ・グループMESSを率い活動したエストニア出身のシンセサイザー奏者による88年2ndソロ。スペーシーなトーンのシンセサイザーを幾層にも重ねて作り上げられる音空間は、とにかく息をのむほどに壮大。無限に広がる宇宙空間を想起させる音像にただただ圧倒されます。TANGERINE DREAMやKlaus Schulzeらジャーマン・エレクトロに通じるスタイルですが、シンセの音に無機質な感触はなく、美しく繊細な出音が魅力的。どこか和のテイストを感じさせるパーカッションや弦楽器も自身で演奏、スペーシーなシンセサイザーと見事な調和を聴かせており、恐るべきセンスを発揮しています。IN SPEなど他のエストニア・プログレでも感じられた、時に宇宙すら通り越して異世界の景色が見えてきそうな途方もない映像喚起力を有した傑作です。
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