カケハシ・レコード

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エアゾール・グレイ・マシーン

ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(ヴァン・ダー・グラーフ)

評価:41件のレビュー

在庫なし

BELLE213481(MARQUEE) 【21年発売CD】

紙ジャケット仕様、英国盤オリジナル・ジャケット、21年デジタル・リマスター、SHM-CD、ボーナス・トラック6曲、定価3143+税。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

69年デビュー作、英国アート・ロックの傑作

ピーター・ハミル率いる英国プログレッシヴ・ロック屈指の名バンド。69年の記念すべき1stアルバム。幻想的なハモンド・オルガンやハープシコード、メロウなアコギのストローク、そして、ピーター・ハミルのエモーショナルなハイ・トーンの歌声と「狂気」と「叙情」が同居する孤高のメロディ・ライン。69年という「プログレッシヴ・ロック」前夜の空気感を見事に収めたアート・ロック・サウンドが実に魅力的です。後の強烈なプログレ作品と比べられ、インパクトで劣る分、過小評価されていますが、もしこの一枚のみで解散していたとしたら、逆にブリティッシュ・ロックの名作としてもっともっと評価されていたことでしょう。ずばり名作です。

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レビュー一覧

評価:4ほぼ一発録りのテンションが伝わってくる名演(5 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

このデビュー作制作のごたごたは、紹介しているサイトがあるので検索してみてください。わずか12時間で録音されたと聞きます。エリス、バントン、エバンズは、いったん解雇され、ハミル一人で録音するチャンスを得たことで再度集合し、即席バンドとは思えないコンビネーションを聴かせます。それぞれ2、3テイクしかやれなかったはずで、いかに3人がハミルを認めていたかわかろうという話です。

英国伝統的な芸能スタイルである、ポエト・リーディングを得意とする人だったのですね、ハミルは。アクースティック・ギターを弾きつつ、感情と抑揚をつけた詩を朗読する基本構造です。フォーク・スタイルであった、デイビッド・ボウイのデビュー作を思い出しました。6曲目の「アフターワーズ」は心に染みる名曲です。ハミルは、声を出したまま抑揚を上下させる名人でありまして、わたしはよく風呂で真似をしています。

陰鬱なヘビーロックもありますし、明るいフォーク調もある内容です。次作でいきなり完成品の「アト・リースト・ウィ・キャン・ドゥ」を出せた意味がやっとわかりました。米国盤のカバーアートが購買意欲につながらず、聴かず嫌いにしていた盤でしたが、初めて音に触れて感激しています。

ナイスレビューですね!

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