カケハシ・レコード

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ARE YOU FREE ON SATURDAY?

ALAN ROSS

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BIGPINK722(BIG PINK) 【21年発売CD】

紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター。

カケレコ・レビュー

ジョン・エントウィッスルのバンドでも活躍したギター/ヴォーカルによる77年ソロ名義作、WISHBONE ASHファンには是非おすすめの哀愁ハード・ロック名盤!

John Entwistleのソロ作への参加、そしてブリティッシュ・スワンプ名作を残したデュオRO ROの片割れとして活動したギタリスト/ヴォーカリストによる77年作。元WARHORSEのkey奏者Frank Wilsonや元BABE RUTHのドラマーEd Spevockらが参加、プロデュースは敏腕Tony Viscontiが担当しています。とにかく1曲目のタイトルナンバー「Are You Free On Saturday?」が最高!エッジの効いたギターのイントロにリムショットを連打しながらなだれ込むドラムス。それを合図に各楽器が一体感抜群に疾走を始める導入からゾクゾクします。満を持して歌い出すAlan Rossのヴォーカルは、WISHBONE ASHのAndy Powellを彷彿させる哀愁を秘めたハイトーンが魅力。抜けの良いコーラスワークを伴って力強く歌い上げます。ブルージーでソリッドなアンサンブルにポップな浮遊感を散りばめるカラフルなシンセワークも印象的です。STRIDERやWISHBONE ASHを思わせるタイトなハード・ロックからウエストコースト風の爽やかで心地よいサウンドへと変化する構成が見事なOPナンバーに惹き込まれます。同時期のWISHBONE ASHによる作品『NEW ENGLAND』あたりがお好きなら、本作の哀愁ハード・ロック・サウンドは堪らないはず。これはレイト70sブリティッシュ・ハードの隠れ逸品です。

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