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スウェーデン出身のキーボード・シンフォ・トリオが79年に残した唯一の作品。これは、オランダのTRACEと同郷のKAIPAを合わせたようなサウンド!気品高く美旋律を紡ぐクラシカルなオルガン、北欧然とした透明度高くデリケートな音色のシンセ、そしてどこか人懐っこく温かみあるスウェーデン語ヴォーカルが織りなすシンフォニック・サウンドは、技巧的ではありませんが、両バンドに通じる味わいを持っています。気高く飛翔するヴァイオリンやトランペットもアンサンブルを劇的に彩っていて至上。秘宝感満点のジャケット通り、これは北欧シンフォ・ファンならマストな一枚!
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
自分のプログレ根性の悪い癖で、知らない再発モノが出ると「オリジナルはどのくらいの相場だい?」と確かめるところ。それで「うむ。これは〇〇と同じくらいか。ならば先にこっち買っとくか」といった卑しい根性がむくむく。
今回も実は本作後回しにして他の奴を…と思ったんだけど、ジャケの雰囲気が妙に気になった。しかも鍵盤トリオなのに、〇〇のEL&Pといった紹介文が無い!ここ、実に重要なポイント。鍵盤トリオを何でもかんでも全部まとめてELPに例える紹介には辟易してる。カケレコ・レビューのTrace、大いに結構!あるいはTriumviratとくれば食指〜♪ですね。
試聴すればこのバンドの傾向と実力は直ぐにわかります。タイトな演奏に愛らしいメロディ、穏やかなVo.とくれば、やっぱりTrace。 特にメランコリックなピアノさばきが気に入りました。ラストの大曲のナレーションは要らんかなぁと思ったけど、唯一作だからね。で、満足です♪