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フランス出身、80年代末〜90年代にチェンバー/シンフォ・バンドTIEMKOで活躍するドラマー/コンポーザーが80年に残したソロ唯一作。マイナーながら、これはジャズ・ロック・ファン要チェック!息つく暇も与えず畳みかける緊張感みなぎるドラミングと手数多く躍動するベースが牽引し、ギターとオルガンが切れ味鋭いフレーズを応酬させ、その周囲をシンセが不気味に浮遊する、タイトな疾走感と不穏さを併せ持つアンサンブルはかなり個性的。1曲目や5曲目の執拗な反復で熱気たっぷりにまくしたてる展開は間違いなくMAGMAを受け継ぐZEUHLの系譜だし、かと思うと不気味なトーンのシンセがクラシックを独奏したりと変幻自在。この摩訶不思議なセンスはさすが孤高のバンドTIEMKOのコンポーザーなだけあります。まるでMAGMAの暗黒エネルギーとGENTLE GIANTの意表を突く楽曲展開を合体させたと言っても過言ではない、アヴァン・ジャズ・ロックの傑作!
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レビュアー:らざふぉーど博士さん レビューをすべて見る
まずEric Delaunayなる太鼓叩きの名前、初めてだと思う。だいたいTIEMKOも聴いたことがない。他にDeBoCoというチェンバー系バンドでもやってたらしい。こちらにはJean Pascal Boffoも絡んでたらしく、ちょっと聴いたら結構よかったので、Museaか…カケレコさんで仕入れてくれんかな…と。いかん、話がそれた。
原盤は80年で、けっこうなプレミアがついてる。CD化は初めてらしい。というプログレ界隈の?価値基準で気になって試聴したら…おおお?、いつもの如くまたまたやってくれたな!Paisley Press!でありました。
インナーにも Violent & Dark!とかPowerful Keys & Furious Guitar! とか、とどめにMAGMA & ART ZOYD の静脈の休憩…なんだかよくわからんが、マグマとアール・ゾイ出されただけで緊急事態です。
僕はズール系ってよくわかってないので、PHILOX / Talu が好きな方は気に入るというインフォで締めておきます。