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ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したグループ。70年にデラムよりリリースされた3rd。前作からヘンリー・ローザーが正式メンバーとなり、彼を中心とするホーン・セクションをフィーチャーした淡いブラス/ブルース・ロックへと方向を移しましたが、本作もその延長線上にあるサウンドを聴かせています。特筆なのは、ミラー・アンダーソンがほとんどの作曲をしていること。彼がつむぐ英国叙情に溢れた流麗なメロディに、淡くブラスがからむ落ち着いたトーンの楽曲がじんわりと胸に染みます。シンガー&ギタリストとしていぶし銀の才能をみせていたミラーがソングライターとしても覚醒。彼の才能と、バックの英ロック・シーンきっての猛者たちによる味わい深いアンサンブルとがからみ合った極上の一枚。英ロック屈指の傑作です。
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レビュアー:激石大好きさん レビューをすべて見る
70年作。3rd。全7曲。全てオリジナル。クレジットは6曲がMiller Anderson、残り1曲がGalliardから引き抜いたDave Caswellによるもの。Keef Hartley Bandの特徴でもあるホーンセクションはこのアルバムまではHenry Lowtherが大きく担っていたわけだけれども、どうやら脱退と製作の時期が微妙に重なった模様。Henry Lowtherは2曲のみに参加。残りはGalliard組のDave CaswellとLyle Jenkinsがその役割を引き継ぐことに。ホーンは曲をかっこよく盛り上げ、Miller Andersonのヴォーカルはより迫力を増し、ギターもかっこいい。リズム隊も強力。あまり専門的なことは分からないけれど、曲をグイグイと引っ張っていくようなドラムスは素人耳にもインパクト大。ちなみにベースは後にUriah Heepで有名になるGary Thain。1stがちょっと滋味に感じた人もこれはお勧め。楽曲はなかなかハードだし、キャッチーで迫力もある。なにより、バンドのそれぞれのパートが絡み合っていて、確固たるKeef Hartley Bandサウンドを作りあげていると思う。