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イタリアが誇る名シンフォ・グループLOCANDA DELLE FATEのキーボーディスト/ピアニストによる19年ソロ作!ドラムはKING CRIMSONの技巧派Gavin Harrisonが務めます。オープニング・ナンバーから、LDF1stの1曲目「A Volte Un Istante Di Quiete」を現代的な重厚さと共に蘇らせたような怒涛の名曲で驚愕!ダイナミックでタイトに刻むリズムに乗って、気品に満ちたピアノと優美に高鳴るシンセ、エモーションたっぷりのギターが一糸乱れず躍動するクラシカル・プログレ・チューンで、この1曲だけでもLDF1stを愛する方なら感動に満たされることでしょう。特に情熱的にしてリリシズムにも溢れたあのピアノのタッチに少しも衰えは感じられません。伸びやかな英語ヴォーカルが映えるキャッチ―な2曲目も素晴らしく、中盤で聴けるキーボードのオスティナートがさざ波のように押し寄せる演奏はまさにLDFを彷彿させます。これはイタリアン・シンフォニック・ロックの新たな傑作と言って問題ない逸品!!おすすめです。
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
イタリアン・ロックの魅力の一つ、愛らしいメロディを超絶技巧な演奏力で一気に聴かせてしまうところでしょうか。Locanda Delle Fate の77年のデビュー盤「妖精」はイタロの後進だったとはいえ、1曲目が正に「これぞイタロ!」と感動でした。ポリドールさんからの国内盤レコを仲間に聞かせて、個人的に大騒ぎした記憶があります。そのロカンダの鍵盤奏者の満を持しての1stソロ。気になったらまずはカケレコさんの試聴でぶっ飛んでください。
インスト曲も拳を握り締める名曲ですが、ボーカル曲も捨て曲なし。英語詞でもイタリアン・ロックに聞こえてしまう。イタリア独特の温かく春の訪れを感じさせる躍動感でいっぱいなんですね。
今イタリアは大変な状況にあるようですが、私たちに元気を与えてくれるイタリアです。私たちも負けないように、そしてお互いに「チャオ!」って春の訪れを分かち合えるように!