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IMCD291/5869292(ISLAND) 【02年発売CD】
デジタル・リマスター、スリップケース付き仕様。
490円
392円 (税込431円)
108円お得!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
スリップケースついていません、ケースにバーコードシールが貼ってあります
女性ボーカリストSandy DennyとギタリストRichard Thompsonを擁し、トラッド・フォークの最高峰の1つに上げられるイギリスのグループによる69年4th。69年に彼らは3枚ものアルバムをリリースしており、本作は連続リリースの3作目となります。事故によりドラマーのMARTIN LAMBLEが急逝、DAVE MATTACKSを新ドラマーに迎え、フィドル奏者DEVE SWARBRICKも正式に加入。彼ら代表作の1つであるその内容は、前作では1曲のみだったトラッド曲をアルバム8曲中5曲まで増やし、飛躍的な発展を遂げたエレクトリック・トラッド・フォークの路線にさらに磨きをかけた記念碑的名盤となっています。英国叙情が際立ったトラッド・フォークの代表作と言えるでしょう。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ロックのユーザーにとって、ボーカルなしの曲は抵抗なくても、ドラムズのない音楽ってかなりハードル高くないですか。わたしの場合、この理由でトラッドに触れたくても途中で聴くのをやめてしまう傾向があります。だからギター一本のSSWの曲をけっこう苦手にしています。フェアポートの音は、正統派トラッドというより、フォークとロックの中間をふらふら行ったり来たりしていて、入りやすい一方で、なかなか本質にたどり着けないもどかしさも感じます。彼らの経歴を調べると、米国西海岸の憧憬から徐々にトラッドへ移行していったようです。
ザ・バンドの音が、米国ルーツの再現でないのと同様、フェアポートの音もトラッドの現代的アレンジです。矢野顕子のホーハイ節みたいなイメージなんでしょうか。フェアポートの特徴は、何といってもサンディ・デニーの声にあります。加えてギターにしてもフィドル、ベースにしても個性的でバンドの形態はとても自由です。このスタイルにたどり着くまで試行錯誤あったようですけれど、あまりに成果品が見事なので、最初からこのスタイルだったのかと錯覚するんです。わたしはフィドルが暴走するインスト曲も好きです。
サンディ・デニーは階段から落ちて亡くなっている、と。そこまでは知っておりましたが、もともと階段からわざと落ちて人々を驚かせる悪癖があったのだそうです。亡くなる前には、コンクリートで頭を打つ重症だったようで、それでも階段から落ちる癖が止まらなかった。事故ではなく病だったのですね。