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フランスのジャズ・ロック新鋭、27分/23分/8分という大作2曲を含む構成の18年作2nd。シャープさの中にスリルを孕んだドラム、テクニカルに躍動するベース、反復フレーズで緊張を持続するエレピ、生々しいトーンで唸るシンセ、随所で暴れる歪んだギター&アヴァンギャルドなサックス、そして不穏な旋律を歌う女性スキャット...。MAGMAを受け継ぐ「ZEUHL」の系譜を色濃く反映した暗黒ジャズ・ロックは呆れるほどのカッコ良さ!と思っていると、不意に幻想的でどこか寂しげな「静」のパートへと切り替わり、滲むようなトーンのエレピと虚空に響く女性スキャットが印象的な美しい演奏が広がります。この振れ幅はただ事ではありません。MAGMAやZAOを筆頭とするフレンチ・ジャズ・ロックがお好きならこれは必聴の出来栄え。痺れる傑作です。
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