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GAZEUSE !

GONG

評価:41件のレビュー

在庫なし

CDV2074(VIRGIN) 【89年発売CD】

西ドイツ盤。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

名手アラン・ホールズワースが参加したテクニカル・ジャズ・ロック/フュージョン作、76年リリース

David Allenを中心に結成され、個性的な浮遊感を持ったサイケデリックなスペース・ロックを確立。メンバーの出入りの多さからその人脈図は幾重にも枝分かれし、ファミリーバンドも多く存在し、プログレッシブ・ロックシーンに留まらず、エレクトロシーンなどにまでその影響を与えるグループの76年作。前作にはゲスト参加していたSteve Hillageも完全にバンドを離れたあとの作品であり、鮮やかなジャズ・ロックサウンドを基本にヴィブラフォンやパーカッションで彩を加えた作風となっていますが、後任ギタリストにAllan Holdsworthが参加しており、個性的なうねりを持った流れるようなギターワークでバンドに新風を吹き込んでいます。PIERRE MOERLEN'S GONGへの布石も多く見られる好盤です。

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レビュー一覧

評価:4打楽器の魅力を深堀り(2 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

ゴングは長い歴史を持つグループゆえ、それぞれのユーザーが好きな時期があろうかと思います。わたしはピエール・メルレンがリーダーシップをとっていたこの時期以降に最も馴染みがあります。ホールズワースがギター、ティディエ・マレルプがウインド。その他は全員リズム・セクションというすさまじいグループのデビューです。多分メルレンの頭の中にはサンタナの方法論があり、そこからラテンを抜いて欧州ジャズを加えた音楽を目指していたんではないですか。ベノワ、ピエール、ミレイユ・バウワーの3人がビブラフォンを連打するさまは、他に類例を見ません。

米国のフュージョンと比べてもクールな印象を受けます。ECMの作風に近いような…。しかし時折演奏は熱い。ホールズワースもハードロック好きを満足させるようなヘビーなリフを弾きます。ビブラフォン、マリンバは音階打楽器なゆえ、パッションをうまく表現することができます。聴いていて起伏があり、ストレスがありません。

考えてみればヒッピーの妄想から始まった(失礼…)グループが、超絶打楽器集団に変貌していくのは誰にも予測できなかったでしょう。グループ名に打楽器がついていたのは、因果なのかと思います。2023.03.03

ナイスレビューですね!

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