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00年結成、近年は元ANGLAGARDのMattias OlssonとのユニットNECROMONKEYでも活動するkey奏者David Lundbergを中心とするスウェーデンのプログレ・グループ、18年作。前作までのKING CRIMSONや同郷TRETTIOARIGA KRIGETより影響を受けたギター主体の轟音ヘヴィ・プログレを随所で炸裂させつつも、硬質な響きのエレクトロニクスを多用した作風へと舵を切っているのが本作の特徴。シーケンサーによる無機的な反復フレーズにシンセやメロトロンがシンフォニックに覆いかぶさっていくサウンドが衝撃的ですが、はっとするような美しい展開が不意に訪れたりと、暗鬱な中にも一筋の光が指すような崇高なドラマ性があり、静かに感動を呼び起こします。合間には従来通りの重厚なギタープレイで襲い掛かるへヴィ・プログレから、屈折しまくりの前衛キーボード・オーケストレーション曲、クラシック・ギター小曲などが挟まっていて、エレクトロニックなサウンドと強烈な対比をなしています。全体としては、北欧の雄ISILDUR'S BANEをよりへヴィに生々しくしたような印象もあり。一体どういう思考回路でこんな音楽が生まれるのか聞いてみたくなる、アーティスティックで大胆不敵な傑作です。デジパック仕様。
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