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スペインの同名バンドとの混同にご注意ください。アルゼンチンの音楽史に残る傑作の数々を送り出してきた音楽レーベルMELOPEA DISCOSの代表を務め、また自身もミュージシャンとして精力的に活動し素晴らしい作品を発表してきたLitto Nebbia。本作は、彼が70年代に参加していたプログレッシヴ・ロック・グループOMの、当時はカセットのみのリリースだったという驚愕の発掘音源(2016年CD化)となっています。カセット起こしの音源ということで、音質が若干こもり気味な点は指摘しておくべきですが、それを補って余りある素晴らしい内容。グループはドラム、ベース、ギター、キーボードというオーソドックスな編成ですが、ラテン・スピリットを強く感じさせるパーカッションも躍動。サイケデリックな印象もあるジャズ・ロック・テイストのアンサンブルに異国情緒豊かなギターやキーボードが加わると、ブラジルのBACAMARTEあたりを引き合いに出したくなるようなサウンドに。しっかりとした録音が残されていれば、CRUCISやMIA、LA MAQUINA DE HACER PAJAROSなど同国の代表格グループたちと肩を並べる名盤と呼ばれていたのではないかと思わされる、完成度の高い1枚です。南米プログレのファンの方はもちろん、このクラスの作品ともなれば全てのプログレ・ファンにオススメできる必聴作!
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