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イタリア北西部はトリノ出身のKey奏者Nico Comoglioを中心とするシンフォ・グループによる、前作『EROS & THANATOS』より2年ぶりとなった18年作7th。YUGENを率いるFRANCESCO ZAGOが指揮するオーケストラをフィーチャーした、仄暗いロマンティシズムが全編を満たすアーティスティックなシンフォニック・ロック。冒頭3曲でその圧倒的なスケールの世界観に飲み込まれること間違いなし!静動の振れ幅大きい展開をダイナミックに変化しながら演奏を引っ張るリズム隊、ハモンド、シンセ、メロトロン、ピアノを自在に操るキーボード、そして溢れる情熱とともにどこか物悲しい表情を湛えたシアトリカルなヴォーカル。スリリングに展開する中にもキーボードがリードを取る編成ならではの豊かな色彩感があって、ギターレスによる不足感は微塵も感じさせません。Vittorio Di Scarzi(NEW TROLLS)による深淵で鳴るフルート、Gigi Venegoni(ARTI E MESTIERI)のエモーションたっぷりのギターなど、ゲストによる好演も見事です。芸術作品と呼びたい域にまで足を踏み入れていると言っても過言ではない、孤高の傑作!デジパック仕様。
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