カケレコ・レビュー

名盤3rd「汚染された世界」で名高いイタリアン・シンフォ/ハード・ロック・グループ、旧約聖書をテーマにしたコンセプト作、71年1st

イタリアン・ハード・ロックグループとしてその歩みを始め、NEW TROLLSの名盤「Concerto Grosso N.I」のオーケストラ・アレンジで有名なLuis Enriquesz Bacalovの協力により名盤を生み出すこととなるプログレッシブ・ロックバンドの71年デビュー作。どうしてもシンフォニックな彩りに恵まれた3rdが注目されるため日陰の存在となりやすいキーボードレスのへヴィ・ロック時代の彼らの作品ですが、「旧約聖書」をテーマにしたコンセプト・アルバムである本作ではライブな雰囲気を全面に出したドライブ感のあるハード・ロック・アンサンブルを披露しており、そのゴリゴリした無骨なサウンドをバックにイタリア然としたボーカルが響く様は圧巻。シンフォニック・ロック以前の彼らの原点を伺うことが出来る好盤です。

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