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1946年フランス生まれ、自国では著名なSF作家として活動する彼が、もう一つの顔であるミュージシャン/コンポーザーとして発表した18年作。全編をシンセサイザーによるヴァーチャル・オーケストラによって制作したバレエ音楽作品となっており、中世ヨーロッパの宮廷が見えるような、ひたすら優雅でロマンチックな音世界が広がります。弦楽器・管楽器の音色の再現度が素晴らしく、全編が電子音楽であることを少しも感じさせないクラシカルな気品高さを波々と湛えたサウンドは見事と言う他ありません。キーボードによるオーケストラ・シミュレートという同系統のアプローチで聴かせるという意味では、エニド・ファンにもオススメしたい完成度の高いクラシカル・シンフォ作です。
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