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MINDUNIVERSE(TOWA KITAGAWA)
ペーパーケース仕様、帯・解説元からなし、定価3000+税。
2013年より活動する女性ピアニスト、北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオの18年3rdアルバム。本作のテーマは「Universe」。KBBを率いるヴァイオリニスト壷井彰久をゲストに迎え、情熱的でダイナミック、スリリングな切れ味も持つ、プログレッシヴ・ロック的なサウンドにさらに磨きがかかっています。全編で緊張感ある技巧的な音運びを聴かせるピアノ、ジャズのしなやかさとロック的ダイナミズムを併せ持つ自在なリズム・セクション、そして格調高くも躍動感に満ちたヴァイオリン。時に狂おしいまでの激しさを見せるヴァイオリンのプレイに触発されるように加熱し技巧を冴え渡らせるピアノが素晴らしく、圧倒的な音数が乱れ飛ぶ演奏にはただただ息を呑んで聴き入ってしまいます。タンゴ・ジャズを思わせる独特のリズミカルさが散りばめられていて、うっすらと異国情緒が感じられるのも特筆です。テクニカル・ジャズ・ロックの逸品として、プログレ・ファン/ジャズ・ロック・ファンには問答無用にお聴きいただきたい傑作!
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レビュアー:アジシオ太郎さん レビューをすべて見る
シルエレ系シンフォプログレ的な出だしで掴み、ライブではおなじみだった新曲の流れで惹き込んでいく前半、ライブ披露時と比べて、アレンジがかなり加えられ、作り込まれている分、ライブの時とは異なった感覚で聴ける。
ライブ未披露曲を含む後半はよりプログレ度が高い曲が並んでおり、変拍子とスリリングな演奏の応酬、後期KING CRIMSONを思い出す場面もあり。
準メンバー(クレジットはゲストだが、敢えてこう書きます)壷井さん(Violin:KBB)の貢献度も高く、曲のイメージに呼応して、宇宙を広げていくような演奏で彩りを添える。
音楽で描かれた宇宙を感じとり、頭の中に描かれるイマジネーションは無限。それを感じさせるアルバム。
本編は緊張感が漂うアルバム、それだけにボーナスとした“Summer And Winter”のリリカルさと清涼感が食後のデザート的役割を果たしている。