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ポーランドの新鋭プログレ・グループ、17年にリリースしたデビュー作に続く18年の2nd。基本的には前作の延長線上にある、ピンク・フロイドへのリスペクトに溢れるメランコリックかつ静謐な世界観が美しいメロディアス・プログレ。エコーがかった淡いトーンで交差する2本のギターと陰鬱にたなびくシンセ、清らかなピアノらが描き出す深遠かつドラマチックなサウンドは、相変わらず息を飲むような美しさです。前作で聴かれた浮遊感に満ちた幻想的な世界観はやや後退したように感じられ、都会的な洗練性が強まった印象があり、「狂気」と「ウォール」を想起させた前作からすると、「ウォール」色がより前面に出ていると言えるでしょう。メランコリックなパートをより物悲しく彩るゲストのヴァイオリンも効いています。まだ2作品のみながら、フロイド憧憬の新鋭としての実力はトップクラスに位置するもの。前作を気に入ったなら、今回もまず間違いない力作!
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