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アネクドテンやアングラガルドといった90年代北欧ヘヴィ・シンフォを正統に受け継ぐノルウェー出身グループによる待望の17年作4th。1曲目の大作からもう怒涛の名曲!!荒々しく吹き荒れるようなリズム・セクションの中を、ギターとシンセがうねりのあるフレーズを見事にユニゾンし、スケール大きく勇壮に進行していく圧倒的な質量感のシンフォニック・ロックが押し寄せる冒頭数分で、プログレ・ファンならノックアウト必至。前作でも感じさせたアネクドテンばりの強度あるヘヴィネスとイエス的な雄大なファンタジーが融合したかのようなサウンドが遂に完成を見たようです。美声ではありませんがジョン・アンダーソンを意識したような雄々しくも高らかなヴォーカルが歌い上げると、北欧の太古の森を浮かばせるフルートとリコーダー、そしてバンドの持ち味である気品高く溢れ出す至高のメロトロン…。シンフォファンのツボを余すことなく押しまくるサウンドに感動が収まりません。北欧トラッドの神秘的かつ哀愁みなぎる旋律を大胆に取り入れ、気高く歌い上げるヴォーカルと神秘的なコーラス、エネルギッシュに躍動するオルガン、メロトロン、シンセが、生命感溢れるサウンドを織り上げていく4曲目も涙なしには聴けない一曲。もともと北欧では頭抜けた素晴らしいバンドでしたが、まさかここまで格段の進化を遂げてくるとは驚きました。文句の付け所のない会心作!
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