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69年に設立されエレクトロ系プログレ作品を中心にリリースしたフランスのEGGレーベルより、78年に発表された唯一作。ギタリストのHerve Picartが、HELDONのRichard PinhasとFrancois Augerの協力のもと制作したのが本作で、HELDONを彷彿させるエレクトロニクスによるミニマル調の無機的なサウンドをベースに、陰鬱さの中にほのかにファンタジックな色合いを持ったスペイシーなシンセ、哀愁の旋律を奏でるギターなどが織りなす、フランス産らしい儚さと美しさが滲むエレクトロ・プログレ。EGGレーベル屈指の傑作と言われるだけあって、エレクトロ要素とユーロ・シンフォ然とした翳りある音作りが違和感なく調和を果たした名作となっています。HELDONファンのほか、PULSARあたりのスペイシーなサウンドがお好きな方にもお聴きいただきたい逸品!デジタル・リマスター。
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レビュアー:ike333さん レビューをすべて見る
ギタリストHerve PicartがBARCLAYにデモテープを持ち込んだところ認められ、HELDONのR.Pinhas、Francois Augerの協力を得られることとなり、めでたく本傑作アルバムを完成させることができたそうです。PULSAR、WAPASSOUなどと同傾向のスペイシーで陰影のある美しさと、HELDONのミニマルミュージック的なエッセンスを明るめに組み合せた作品で、昔レコード時代に発売されたEGGレーベルの一連の作品群の中でも、重要なアルバムの一つだと思います。
(なお、盤起こしの様で、一部、クリック・クラックノイズ除去効果高すぎて本来の音も割れてしまったのではないかと思われる部分もありますが、あまり気づかない程度ですので、音質もOKだと思います。)