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790円 (税込869円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
68年に「日曜日の印象」でデビュー、イギリスのプログレッシブ・ロックシーンを代表するバンドであり、デビュー当初から独自のポジションを築き異彩を放っていたグループ。首謀者Ian AndersonのフルートはCAMELのそれとは全く方向性の違うエネルギッシュなものであり、バンドの代名詞となっています。本作は彼らの代表作と名高い72年作。8歳の天才詩人「ジェラルド」の社会風刺詩を用いてバンドが曲を作り上げたという架空のコンセプトのもと、ジャケットアートまでコンセプチュアルに作られ、大曲1曲のみで構成されたトータル・アルバムの傑作です。全米1位に輝き、世界的な成功を収めたブリティッシュ・ロック史に残る名盤。
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レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る
Jethro Tullの5th。1972年発表。邦題は「ジェラルドの汚れなき世界」。まぎれもなくタルの最高傑作である。
ジェラルド・ボストックという8歳の天才少年が書いた詩に曲をつけたもの、というコンセプトでそのジェラルド少年やバンドメンバーが登場する新聞記事に包まれた形で発売された。
もちろん、全部でっち上げで本当はイアン・アンダーソンが作詞・作曲している。
前作「Aqualung」を勝手に「コンセプトアルバム」とメディアに喧伝されたことへの反発から生まれたコンセプトアルバムのパロディである。
新聞記事など実際のアルバムより作成に時間がかかったらしい。
内容はAB面各20分合わせて1曲という衝撃的なもの。
ベースは純英国産ブルーズ・フォークロックなのだが、
もはやこの時期のタルはその範疇に収まらない。
山あり谷ありの激しい展開に風刺と皮肉に満ちた歌詞が乗る、アヴァンギャルドな内容なのだが、アコースティックとエレクトリック、静と動の組み合わせが実に絶妙。そこがこのアルバムのすごいところである。
特に牧歌的なアコースティックギターとフルートで始まる冒頭の後、
5分過ぎからのエレクトリックな展開とメロディーは絶品。
後者はアルバム発表前のライブでも演奏されており、実にかっこいい。
しかしこんなアルバムがアメリカで1位になるとは...いい時代だったなぁ。
余談だが、高校時代、授業の間の10分休みにこれを聞こうと、
10分ずつ5回に分けて聞いていたが全く良さがわからなかった(笑)。