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VINNY VALERIO(ギター)とDANNY VALERIO(ベース)の兄弟が中心となって結成されたテキサスのサザン・ロック、ブルース・ロック・バンドの唯一作。録音は73年ながらリリースされたのは5年後の78年。プロデュースはテキサス・スワンプ・ロック界のフィクサーで名プロデューサーのHUEY P MEAUX。ブルース・フレイバーをびんびんに振りまきながらも、ハード・ロック色を随所にそして強烈に出し、重量級のグルーヴィーな曲をアルバムにこれでもかと収録しています。1曲目はBarrett Strongというよりビートルズの「Money (That's What I Want)」のカバー。これが絶品!ファズギターの尖ったカッティングとリフにドライブ感抜群のベース、そして安定感のあるドラムス。そこに伸びのあるヴォーカルが絡みます。ライヴでも当然しょっぱなにセットされたであろう、つかみはOKな1曲。本家を凌駕するほどの強烈なグルーヴ感のある今作は、数あるMoneyのカバーの中でも最も秀逸な作品のひとつと言っても言い過ぎではないでしょう。時に猛烈にシャウトするヴォーカルは、へヴィなブルース・ナンバーでも効果的。4曲目「That's All Right」はブルース・マンJimmy Rogersの作で素直なカバー・ヴァージョンですが、後半のシャウトしまくりパートの高揚感は強烈。強い印象をもたらすこの曲がアルバムのハイライトでしょう。アルバム一枚で、テキサスの地場のバーで演奏する箱バンのライヴを一回分観た感じ。70年代アメリカ南部に、この隠れた実力派グループが存在した事実を無視することはできないでしょう。
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