カケハシ・レコード

はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン

REBIRTH

BLONDE ON BLONDE

評価:41件のレビュー

在庫なし

GEM140(FLAWED GEMS

ボーナストラック1曲。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

ウェールズ出身のサイケ・フォーク・ロック・バンド、70年作2nd

60年代末期に結成されたウェールズ出身グループ、70年発表の2ndアルバム。少しマイケル・ジャイルズを思わせるタイトなリズム隊に牽引され、サイケデリックでフリーキーなギタープレイと哀愁を伴い朗々と歌い上げるスタイルのヴォーカルが活躍する、サイケな色合いを強く持つアート・ロック。木漏れ日感も感じさせるアコギによる温かくも少しメランコリックな影のあるアンサンブルも聴かれ、ほとばしるサイケ色と浮遊感あるフォーキーなサウンドがいい具合に共存しているところに、実に70年という時代らしさを感じさせます。随所でエコーを効かせてどこか靄のかかったような幻想性を生み出しているのも特徴的です。一方12分に及ぶ大曲はギタリストGareth Johnsonの本領発揮の一曲で、強烈な酩酊感を伴ったサイケギターが支配する圧巻のサウンドを聴かせます。時代の狭間を象徴するようなサイケデリック・フォーク・ロックの名品。

他のお客様の同時購入CD

YouTube動画

レビューの投稿

他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。

レビューは登録ユーザーのみ記入できます。

新規登録

ログイン

レビュー一覧

評価:4「ノースウインド」に負けない北風バンド(0 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

ファースト作の表紙で肩を抱いて背中を向けていた女性は、今度前を向いています。バンド名は、ボブ・ディランの名作からとられています。ブロンド・オン・ブロンドと言うと、やんちゃな娘っ子二人組をイメージするんです。ネイティブではどんな印象なんでしょうか。

フォーク・ロックと紹介されることの多いバンドであります。ただアクースティックなのかと言われるとそうでもなく、ファズギターやメロトロンがずっと鳴り続けている印象があります。今作から交代したデイビッド・トーマスというボーカリストが透き通るような高音なので、そんな紹介につながっているかも知れません。わたしはこのバンドの特徴を「冷たさ」だと思っていて、曲の背後にびゅうびゅう吹いている北風を感じています。

「ハート・ウィズアウト・ア・ホーム」がシャッフル・ビートの5分。「サークルズ」が60年代歌謡曲風な7分。長い曲が好きみたいです。「カラー・クエスチョンズ」にいたっては12分、えんえんとギターが泣き続けるのです。手数多いもののリズムキープに難があるベースとドラムズが愛敬でしょうか。表紙のブロンド嬢は、裏表紙とつながっていて、あろうことかメンバーがブロンド嬢の下を通り抜けています。表と裏がつながっていることを認識している人、いるんかな。2021.11.27

ナイスレビューですね!

関連カテゴリ