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95年に結成され、QUIDAMと同時期に活動したポーランドのグループ。97年に録音されながら、当時のレーベルがプログレから離れたことでお蔵入りとなった幻のアルバムが、20年の時を経て2016年に発掘リリース!ディレイ音に包まれたエレキ・ギターのアルペジオ、クラシカルな気品が漂うアコギの爪弾き、幻想的にたなびくキーボード。そんなポーランドらしいほの暗くも映像喚起的なバッキングから浮かびあがるのが、神秘性をまとったフルートの静謐かつリリカルなリード。17分を超えるオープニング・ナンバーは叙情派シンフォのファンはたまらないはず!2曲目は『ディシプリン』期のクリムゾンを彷彿させるシャープなリズム・ギターとスリリングなヴァイオリンが飛び出してびっくり。そこに、しっとりとした優美な男性ヴォーカルを合わせるのがこのバンドならではのセンスで、テクニカルかつ耽美なサウンドは特筆の素晴らしさです。幻想にしっとりと包まれた一つ一つの音により描かれた美しきシンフォニック・ロックの逸品。
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