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KSCOPE242(KSCOPE) 【15年発売CD】
スリップケース付き仕様。
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レビュアー:Comezoidさん レビューをすべて見る
Porcupine Treeでの活動を休止し、ソロ作品として一層力の入った今作。
エンジニアにDarkside of the Moonが代表的なAlan Persons、Robert Frippとの仕事が目立つTheo Travis(Sax)、管弦楽アレンジにDave Stewart、Miles Davis BandのAdam Holman(Piano)と、数名だたるレジェンドも参加しています。
他にも近年、プログレで大きな活躍を果たしているJakko Jakszyk(Chorus) や、Steve HacketでおなじみのNick Beggs(bass)なども参加し、新旧プログレを束ねる傑作です。
これはSW、彼の作品ではありますが、プログレの長い歴史を代表する2000年代屈指の名盤です。
実際に今作は2013年のProg music awardsの「Album of the Year 」や、1990〜2015年のプログレ名盤50にもDream Theater「Images and Words」に次ぐ2位にランクインしていますね。
バンドという形態から解放されたためか、PTやNo-man時代とは一味違う作風が特徴です。シンフォニックは聞いてこなかったというSWですが、それが功を奏してか異彩を放つドラマチックな展開が並びます。
Pink Floydらしい浮遊感は少し身を潜め、落ち着いたアンティークの様な質感と光沢があります。イメージとしてはPTのDeadwingラスト曲「Glass Arm Shattering 」により起伏をつけた様な感じです。どっちも幽霊の話ですし。
だいぶ遅れて後をついてきましたが、聞くほどにSWの世界が耳に沁みます。
いやぁ、もう一回来日してくれないかな〜。