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アイルランドのプログレバンド、74年3rd。その内容は「太陽の王子」を主人公に展開されるファンタジックなコンセプトアルバムであり、甘くポップセンスに溢れたメロディーとドラマチックなトータル性が素晴らしい好盤となっています。シンフォニックロックバンドとして大きく成長を遂げ、壮大なバロックサウンドを描いた前作と比べると、ずいぶん親しみやすい音へとシフトしておりキャッチーなパートが目立つようになったほか、そのコンセプト性もあってか、リズミカルで軽快な曲調を中心に収録。前2作で彼らのトレードマークの1つであったストリングスセクションはシンセサイザーに置き換えられており、そのことが楽曲の持っているポップな魅力をより一層強固なものにしています。また、演劇性にも富んでおり、御伽噺のような英国然とした世界観でファンタジックに聴かせる1枚となっています。
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レビュアー:あんちょびさん レビューをすべて見る
1971年にアイルランドで結成されたシンフォニック・ロックバンドの3rd。
前作まではストリングスが活躍していたが、この作品ではシンセにバトンタッチ。
1曲目『旅の始まり』冒頭に顕著だが、「74年にこの音?」と思うくらい派手に活躍。
全体的にシアトリカルな曲調になっており、Voが少しジェネシスっぽい部分も(笑)
前作までは少し冗長な部分もあったりしたが、そこら辺もほぼ解決している。
この3rdはコンセプト作品なので、是非”通し”で聴いて貰いたい。
本編ラスト『旅の終わり』で、1曲目のフレーズが出てくる演出にグッとくる筈だ。
尚、オマケでシングル曲『太陽の王子』が収録されているのが有難い。
(本編収録と全く同じ内容のB面曲まで入っているのは謎だが…)