カケレコ・レビュー

後期ラヴィンス・プーンフルのジェリー・イエスターによる夫婦デュオ、68年のポップ・サイケ作

モダン・フォーク・カルテットで活躍した後、Zal Yanovskyの代わりにラヴィン・スプーンフルに参加した他、アソシエイションやタートルズやティム・バックリーのプロデュースをするなど才能溢れるJerry Yesterと、その妻で、グリニッジ・ヴィレッジでフォーク・シンガーとして活躍したシンガーJudy Henskeによる夫婦デュオ。フランク・ザッパのストレイト・レーベルからの68年作。屈折したファズ・ギターとエキセントリックな女性ヴォーカルのシャウトが渦巻くアシッドなフォーク・ロックあり、オルガンがキラキラと色彩豊かに彩る西海岸らしいマジカルなソフト・ロックあり、格調高いハープシードになんだかメロトロンみたいに聞こえるユラユラと不可思議なコーラスが乗っかるミスティックなバラードあり、Jerry Yesterによる多彩なアレンジが光りまくっています。ソフト・ロック、サイケ、アシッド・フォークのファンは気に入るでしょう！

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