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Achim Reichel作曲・プロデュース、Conny Plankエンジニアリングというジャーマン最強布陣で制作された、黒人シンガーのソロ作。71年発表。土臭くソウルフルなポエトリーmeetsジャーマン・サイケ。といっても、ドロドロなメッセージが渦巻くアンチテーゼではなく、彼の熱いソウル・メッセージを乗せたファンキーなサウンド。Achim Reichelのカッティングが冴えるアップテンポなファンク・ナンバー「Together Train」等、ノリのいいファンク・ロック・ナンバーをメインとしながらも、アコギやジャンベを多用した乾いたアコースティック・サウンドに程よく音響処理されたFrankieの声が乗っかる、およそジャーマンらしくない大陸的なスピリチュアル・サイケも収録。クラウト・ロックにおける黒人シンガーと言えば初期CANのMalcolm Mooneyを連想しますが、また彼とは異なった趣の「ソウル」を感じさせてくれる孤高のスピリット・シンガーです。全10曲。
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レビュアー:じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
詩人歌手フランキー・ダイモンJr.の歌い方(というか詩の語り口)は端正でインテリジェント、CANのマルコム・ムーニーのどろどろした印象とはかなり異なります。彼のどこかもの悲しい歌唱とアキム・ライヒェルのファンキーでファンタジック、かつロックンロールな音楽とがマッチングしたジャーマンの隠れ大傑作だと思います。
レビュアー:ニックのブギーさん レビューをすべて見る
ジャーマン・ロック界きっての名エンジニア、コニー・プランクの偉大なる仕事のひとつ。フランキーのクールで知的な語り口は、黒人+ドイツ=CAN、ひいてはマルコム・ムーニーという図式をいとも簡単に覆す。そう、ゲルマンの黒い森は深くて果てしないのだ。