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LITTLE TRAGEDIES特集!~新鋭プログレ随一の大スケールで迫り来る劇的なクラシカル・シンフォ・バンド!

前回までの旧チェコスロヴァキア・プログレから、今度はロシア/旧ソ連のプログレ・バンドをピックアップしてまいりましょう。
まずご紹介するのが、現在のロシアン・プログレ・シーン一の大御所といえる存在、LITTLE TRAGEDIESです!

94年に結成され、00年に実質的なデビュー作を発表し、その後は00年以前のレコーディング音源なども含めた数多くの作品をリリース。過去の音源も含まれているとは言え、08年には1年に3枚の作品をリリースするなど、精力的に活動するバンドです。

冒頭の写真を見るかぎりではブルースロックでもやっていそうな雰囲気ですが、実はこれぞロシア!と言いたくなるヘヴィで荘厳、クラシカルな格調に満ちたシンフォニック・ロックを演奏するバンドなんです。

では、そんな彼らを象徴するようなこの一曲をお聴きください♪

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いかがでしょうか。この東欧のバンドにも通じるひんやりとした硬質感を持つシンセ、そしてそれとは対照的なまでのエネルギッシュなアンサンブル。ともすればメタリックに寄りがちになるヘヴィなサウンドながら、どこか温かみを感じさせる演奏が、シンフォニック・ロックとして絶妙のバランスを保っているのがわかりますよね。

それでは彼らの数ある魅力的な作品を、どうぞ試聴しながらお楽しみください!ドラマティックな名作ぞろいですよ☆

LITTLE TRAGEDIES(MT)/SUN OF SPIRIT

ロシア、LITTLE TRAGEDIESの鍵盤奏者による00年ソロ作、ELP〜エニドまでを巻き込んだ、めくるめくクラシカル・キーボード・シンフォ絵巻、オススメ!

LOST WORLDとともに現在のロシアを代表するシンフォ・バンド、98年録音作。LITTLE TRAGEDIES名義ではあるものの、実質的にはキーボーディストGENNADY ILYINのソロ作。クラシカルなキーボード群をふんだんにフィーチャーした、ロシアらしいエレガンスが演奏いっぱいに薫るクラシカル・シンフォニック・ロック。荘厳なストリングシンセやチャーチオルガンが鳴り響く重厚なパートから、コロコロとしたピアノやムーグが駆け抜ける愛らしいアンサンブル、ENIDを思わせる物悲しい旋律美を湛えたシンフォニーまで、クラシカル・プログレという枠の中で、次々と目まぐるしく表情を変えていく演奏が圧巻です。ギターが一部参加している以外は、全てキーボードによる多重演奏となっていますが、そうとは思えない音の厚みと緻密なアレンジが素晴らしい完成度の高い傑作です。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/PORCELAIN PAVILION

現ロシアを代表するテクニカル・シンフォ・バンド、99年作

LOST WORLDとともに現在のロシアを代表するシンフォ・バンド、99年録音作。『SUN OF SPIRIT』同様、LITTLE TRAGEDIE名義ではあるものの実質的にはキーボーディストGENNADY ILYINのソロ作品。ギタリストの参加を除いてキーボードの多重演奏のみによる演奏という点は『SUN OF SPIRIT』と変わらないものの、純クラシカルな印象が強かった前作と比べ、こちらは打ち込みリズムを大きく取り入れ、よりロックらしい躍動感が感じられるバンド・アンサンブル的な音作りがされているのが特徴。後のバンドとしてのLITTLE TRAGEDIESのサウンドにぐっと近づいています。荘厳なシンセやオルガンが鳴り響く中を、ギターがヘヴィに切れ込んでくる場面などはまさにLT!ドラマティックに歌い込むロシア語ヴォーカルもすばらしい。硬質な音使いとクラシカルな優雅さが絶妙にバランスした音楽性は、まさにロシアという国からイメージされる音そのもの。LT前夜という位置づけにとどまらない、素晴らしい完成度を誇る一枚です。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/NEW FAUST

90年代以降のロシアを牽引するキーボード・プログレ・グループ、06年作、クラシカルで美麗でいてメタリックなアグレッシヴさも備えたダイナミックな傑作

ロシア南西でウクライナに近い町、クルスク出身。あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された90年代以降のロシア・プログレ・シーンを代表するキーボード・プログレ・バンド。00年にギターとドラムが入り、5人編成で録音された前作の出生作『RETURN』に続く、06年作。キース・エマーソンばりのけたたましいフレーズ、美旋律極まるクラシカルなフレーズ、ファンファーレのように祝祭ムードに溢れたフレーズなど、表現力豊かに弾きまくるキーボードを中心に、前作にも増して疾走感みなぎるヘヴィ・メタリックなギター&ドラムがボトムを力強く支え、ロシア語の民謡調&シアトリカルなヴォーカルがテンションみなぎる演奏と見事に対比したロマンティシズムと哀感を添える。作曲は緻密でいて、演奏は圧倒的にダイナミック。メランコリックなヴォーカル・パートでは、ハープシコードや透明感あるトーンのシンセが流麗に彩るアンサンブルが出色だし、ストリングスや混声合唱は近現代ロシア音楽を受け継いでいてさすがの美麗さだし、「静」と「動」のスペクタクルな対比で聴き手のエモーションをこれでもかと鷲づかみにするクラシカル・プログレ第一級の作品。これは名作です。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/SIXTH SENSE

ロシア産テクニカル・シンフォ、06年作、クラシカルな逸品

ロシアのグループ。前作「New Faust」から早くもリリースされた06年作。1曲目こそヘヴィなギターが炸裂していますが、その他は、格調高いタッチのリリカルなピアノと優雅なストリングスによる流麗なクラシカル・ロックが中心。胸を締め付ける美しいフレーズ&メロディ満載。相変わらずテクニックは抜群です。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/CHINESE SONGS PART ONE

ロシア産クラシカル・キーボード・シンフォ・バンド、07年作、漢詩を元にしたコンセプト作

ロシアのグループ、07年作。漢詩を元にしたコンセプト・アルバム。ただ中国風味は、キーボードが琴や縦笛風の音色を時々奏でる程度で、ほとんどは、クラシカルなキーボードをフィーチャーしたドラマティックなシンフォニック・ロック。演奏のダイナミズムと圧倒的な構築力は相変わらず。シンフォニック・ロック・ファンは必聴の名作です。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/CROSS

ロシアの90年代プログレシーンを牽引する世界基準のキーボード・プログレ・グループ、08年作

ロシア南西でウクライナに近い町、クルスク出身。あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された90年代以降のロシア・プログレ・シーンを代表するキーボード・プログレ・バンド。08年作。豊穣なロシア近現代クラシックに根ざしたキーボード・ワークとメタリックなギター&リズム隊による対比によるダイナミックなサウンドは本作でも健在ですが、00年代はじめの硬質なサウンドと比べると、だいぶヴィンテージ側に振れて、マイルドに一体感溢れるサウンドとなっている印象。独特の語感を持つロシア語のヴォーカルなど、ロシアならではの哀感も特徴で、ハンガリーのソラリスに通じるような、垢抜けなさもまた魅力。イタリアのレ・オルメや東欧のソラリスあたりのユーロ・キーボード・ロックのファンが何か新鋭を聞いてみたい、という時に最適な一枚と言えるでしょう。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/MAGIC SHOP

ロシアを代表するシンフォニック・ロック・グループ、09年作

ドラマティックなサウンドでシンフォ・ファンを魅了し続けるロシアを代表するグループ。09年作。クリスマス・アルバムとして制作された全編インストのコンセプト・アルバム。持ち味であるドラマティックさは抑え気味に、柔らかなトーンのキーボードとリリカルなギターを軸としたファンタスティックで温かみ溢れるサウンドが印象的。KAIPAやMOON SAFARIなど、北欧シンフォに通ずる温かみが感じられます。丁寧に構築された流れるような構成も見事。愛すべき名品です。バンド自主制作のCD-R盤。

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LITTLE TRAGEDIES(MT)/OBSESSED

ロシアの90年代プログレシーンを牽引する世界基準のキーボード・プログレ・グループ、11年作

ロシア南西でウクライナに近い町、クルスク出身。あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された90年代以降のロシア・プログレ・シーンを代表するキーボード・プログレ・バンド。2011年作。彼らの楽曲は大きく、ロシア近現代クラシックにHR/HMのダイナミズムを注入した鮮烈な曲と、ロマンティシズム香るリリカルな曲とに分けられますが、本作は、後者のリリカルな楽曲が多くを占めている印象。イントロから溢れだす、ギターとキーボードのユニゾンで奏でられる、まるでキャメルのような伸びやかなロング・トーンのメロディアスなフレーズ。そして、ロシア語によるシアトリカルなヴォーカルにより歌われるリリカルなメロディとそれを格調高く彩る流麗なピアノ。まるでトレースのようにコロコロとカラフルな音色のキーボードが転がるファンタスティックなパートも良いし、終始、陽光に包まれたようなアンサンブルに満ち溢れています。美しい詩情をドラマティックに彩る、ここぞで炸裂するメタリックなギターとドラムによるアクセントも印象的。ファンタスティックかつ壮大な傑作!

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  • LITTLE TRAGEDIES(MT) / CROSS

    ロシアの90年代プログレシーンを牽引する世界基準のキーボード・プログレ・グループ、08年作

    ロシア南西でウクライナに近い町、クルスク出身。あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された90年代以降のロシア・プログレ・シーンを代表するキーボード・プログレ・バンド。08年作。豊穣なロシア近現代クラシックに根ざしたキーボード・ワークとメタリックなギター&リズム隊による対比によるダイナミックなサウンドは本作でも健在ですが、00年代はじめの硬質なサウンドと比べると、だいぶヴィンテージ側に振れて、マイルドに一体感溢れるサウンドとなっている印象。独特の語感を持つロシア語のヴォーカルなど、ロシアならではの哀感も特徴で、ハンガリーのソラリスに通じるような、垢抜けなさもまた魅力。イタリアのレ・オルメや東欧のソラリスあたりのユーロ・キーボード・ロックのファンが何か新鋭を聞いてみたい、という時に最適な一枚と言えるでしょう。

  • LITTLE TRAGEDIES(MT) / OBSESSED

    ロシアの90年代プログレシーンを牽引する世界基準のキーボード・プログレ・グループ、11年作

    ロシア南西でウクライナに近い町、クルスク出身。あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された90年代以降のロシア・プログレ・シーンを代表するキーボード・プログレ・バンド。2011年作。彼らの楽曲は大きく、ロシア近現代クラシックにHR/HMのダイナミズムを注入した鮮烈な曲と、ロマンティシズム香るリリカルな曲とに分けられますが、本作は、後者のリリカルな楽曲が多くを占めている印象。イントロから溢れだす、ギターとキーボードのユニゾンで奏でられる、まるでキャメルのような伸びやかなロング・トーンのメロディアスなフレーズ。そして、ロシア語によるシアトリカルなヴォーカルにより歌われるリリカルなメロディとそれを格調高く彩る流麗なピアノ。まるでトレースのようにコロコロとカラフルな音色のキーボードが転がるファンタスティックなパートも良いし、終始、陽光に包まれたようなアンサンブルに満ち溢れています。美しい詩情をドラマティックに彩る、ここぞで炸裂するメタリックなギターとドラムによるアクセントも印象的。ファンタスティックかつ壮大な傑作!

  • LITTLE TRAGEDIES(MT) / AT NIGHTS

    ヴィンテージ・キーボードが躍動するクラシカルかつダイナミックなキーボード・プログレ、00年代以降のロシア・プログレの最高峰!

    本格的な音楽教育を受け、交響曲も書けるほどにクラシックに精通したKey奏者&コンポーザーのGennady Ilyinを中心に、ロシア南西部のウクライナ国境に近い町クルスクで結成された新鋭プログレ・グループ。2014年リリースの恐らく9枚目。エネルギッシュかつ流麗に鳴らされるムーグのリード、そこに時にユニゾンで超絶的に合わせ、時に単独で鳴り響くハモンド。オープニングから躍動するヴィンテージ・キーボードのスリリングな演奏に言葉を失います。タイトかつアグレッシヴなリズム隊とエッジの立ったギターのリフによるロック的ダイナミズムも印象的で、EL&Pをモダンなヘヴィネスでアップデートしたような重厚極まるキーボード・プログレを基調に、クラシック直系の華麗なキメのパートを挟みつつ、これでもかとドラマティックに展開していきます。一転して、音が瑞々しく響く格調高いピアノによる静謐なパート、管楽器が豊かに鳴るロマンティシズム溢れるパートも絶品ですし、ロシア語によるエモーショナルかつ演劇的なヴォーカルか醸すもの悲しさも特筆。「静」と「動」の鮮烈な対比。LOST WORLDと並ぶ現代ロシア・プログレ屈指のグループによる渾身の大傑作です。

  • LITTLE TRAGEDIES(MT) / PORCELAIN PAVILION

    現ロシアを代表するテクニカル・シンフォ・バンド、99年作

    LOST WORLDとともに現在のロシアを代表するシンフォ・バンド、99年録音作。『SUN OF SPIRIT』同様、LITTLE TRAGEDIE名義ではあるものの実質的にはキーボーディストGENNADY ILYINのソロ作品。ギタリストの参加を除いてキーボードの多重演奏のみによる演奏という点は『SUN OF SPIRIT』と変わらないものの、純クラシカルな印象が強かった前作と比べ、こちらは打ち込みリズムを大きく取り入れ、よりロックらしい躍動感が感じられるバンド・アンサンブル的な音作りがされているのが特徴。後のバンドとしてのLITTLE TRAGEDIESのサウンドにぐっと近づいています。荘厳なシンセやオルガンが鳴り響く中を、ギターがヘヴィに切れ込んでくる場面などはまさにLT!ドラマティックに歌い込むロシア語ヴォーカルもすばらしい。硬質な音使いとクラシカルな優雅さが絶妙にバランスした音楽性は、まさにロシアという国からイメージされる音そのもの。LT前夜という位置づけにとどまらない、素晴らしい完成度を誇る一枚です。

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