日本は北海道出身のシンフォ・バンドPROVIDENCE、96年にリリースされた2nd『THERE ONCE WAS A NIGHT OF ‘CHOKO-MURO’ THE PARADISE』がリイシュー

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日本は北海道出身のシンフォ・バンドPROVIDENCEの、96年にリリースされた2ndが再発されました。

タイトでダイナミック、安定感抜群にリズム隊に乗って、『RED』期のクリムゾンを受け継ぐへヴィに抉るようなギター、オルガン/シンセを中心としたキーボードによるエッジの効いたテクニカル・アンサンブル。

そこに女性ヴォーカルが、ファンタジックな世界観を持つ独特の詩世界を耽美に歌い上げます。
ヴォーカルは、語りを交えたダークな歌唱を聴かせたと思うと、別の曲ではミスター・シリウスを彷彿とさせる清楚なクリスタル・ヴォイスも披露する実力派。

演奏も切れ味の鋭さはそのままに、ジェネシスを想起させるファンタスティックな演奏へと鮮やかに切り替わっていきます。トニー・バンクスばりに優美にうねるシンセも聴きどころ！

70年代英プログレを宿すテクニカルで情感豊かな演奏と、時に耽美に、時に清楚な日本語フィメール・ヴォーカルが絶妙のマッチングで聴かせる、90年代ジャパニーズ・プログレの傑作です。

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