2025年4月18日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは!カケハシレコードです。
今回ご紹介するのは、リバプール・サウンド/マージービートの影響を色濃く受けながらも、それぞれの土地ならではのアプローチでロック・シーンを彩ったアーティストたち。
アルゼンチンのビート・バンド、欧州のローカル・グループ、さらには日本のバンドまで、
世界各国に存在した「もうひとつのリバプール・サウンド」、そのディープで胸熱な魅力を掘り下げていきたいと思います!
それではどうぞ!
タイトル通りマージービート勢からの影響をモロに受けた南米アルゼンチンはブエノスアイレスのグループが66年に発表したデビュー作。メンバーには後にAlma Y Vidaへ参加するCarlos MellinoやManalのAlejandro Medinaも在籍していたそうです。本家英国のマージービートや同じく南米のLos Shakers / Los Walkersあたりを彷彿とさせるグルーヴィーなハーモニーをビシビシと決めて来るマージー・スタイルの蒼いビートが非常に素晴らしい内容です。南米60年代ビート・フリーク の方には是非ともお薦めです!それでいて南米特有の翳りのギターの旋律もとても渋くいい味を出しています!
アルゼンチン・シンフォの名作『Banana』(1974年)で知られるバナナの活動初期を網羅したコンピレーション!Music Hallレーベルに残したアルバム『Banana Ha Llegado Al Mundo』と6枚のシングルを収録。3分クッキング的なエレクトーンが爽やかなサウンドを紡ぎながらも、スペイン語の絡みつくイントネーションで、南米のねっとり湿度を感じることができる「La mufa」や、荒々しいギターリフのイントロから以外にも歌メロが爽やかな「Un fanfarrón」など、のちのシンフォ路線とは異なりますが、リバプール・サウンドや、モンド・ミュージックがお好きな方にはズバリなサウンドが詰まっております!
アルゼンチンを代表するミュージシャンLitto Nebbiaを中心に結成されたグループ。67年のデビュー作。南米らしい哀愁いっぱいのメロディと、Litto Nebbiaのメロウでリリカルなオルガン&ピアノ&キーボードをフィーチャーした、メロディアスな60sビート・ポップ。胸を打つメロディ満載の佳曲揃い。
1964年にリオデジャネイロで結成されたブラジル最初期のロックバンドの一つ。ブラジル音楽シーンに巻き起こったジョーヴェン・グアルダというビートルズやストーンズの影響化のムーヴメントと差別化を図るためにポルトガル語を用いた最初期のバンドとされているようです。The Turtlesの「Happy Together」やThe Outsidersの「Time Won’t Let Me」などの英米ヒット曲をポルトガル語でカバーしており、独特な語感と相まって個性的なサウンドに仕上がっております!
64年デビュー、ウルグアイのビート/ポップ・グループによる68年の2アルバムを収録。優雅で伸びやかなメロディと、ラテン特有の切なさが絶妙にブレンドされた傑作で、どこか海沿いの風景が浮かぶような、情緒たっぷりの一作です。
「ウルグアイのビートルズ」とも称される名バンドによるベスト盤。コスチュームや楽器編成まで忠実にビートルズを模倣しながらも、その愛情と情熱が強烈な個性へと昇華されたサウンドが魅力。おススメはヨーロピアン・ボサっぽいオシャレ感漂う「Never Never」!
スウェーデンのビート・グループの初期音源を網羅しています。特に「Don’t Turn Your Back」や「Don’t Lie to Me」などの曲は、スウェーデンらしい哀愁とビートルズからの影響を色濃く感じさせる名曲揃い。ジョン・リー・フッカーやマディ・ウォーターズなどのカバー曲も収録され、荒々しくもメロディアスな演奏が特徴。スウェーデン・ビートの魅力を再確認できる一枚で、60年代の北欧ロックを語る上では欠かせない作品です。
後のABBAのBenny Anderssonを擁したスウェーデンの人気バンド。彼の原点とも言える本作では、米英ロックのカヴァーを軸にしつつも、北欧らしい哀感を宿したメロディで独自の世界を築いています。のちのABBAへとつながるポップス性の萌芽が垣間見える貴重な記録。
デンマークのビート/ポップ・グループによるコンプリート音源集。“Danish Hollies”の異名そのままに、ホリーズの楽曲を多数収録しており、その完成度の高さには驚かされます。活動後期の楽曲にニールヤングのカバーやカントリー・フレーバー漂う「It’s Not Fair」など、彼らの個性が確立していく過程を堪能できるおススメ盤です。
イタリアのビート/ガレージ・バンドによる94年リリースの編集盤。R&Bの躍動感とイタリア語のリズムが絶妙に絡み合い、モッド/ガレージ・ファンも納得の1枚。ソリッドなビート感が気持ちよく、60sヨーロッパの熱気を体感できます。
“ポーランドのビートルズ”とも呼ばれるグループ。68年の1st/69年の2ndを収録した編集盤。東欧らしい翳りと牧歌的なメロディが混ざり合う、独特なポップ・センスが印象的で、R&Bテイストのリズム隊も実にタイト。知られざるビート宝庫!
大滝詠一や高田文夫が紹介したことで再評価された、64年デビューのカルト・バンドによる唯一作。独特なセンスの日本語詞の響きが、ビートルズ・ナンバーに独特のユーモアと郷愁をもたらしており、そのチープさも含めてクセになる魅力を放っています。マージービートのローカル化という観点からも見逃せない一枚です!
聴き飽きることのないポップなメロディーラインで、当時の若者たちを一気に虜にしたキャロル。その存在は、日本における“マージービートの解釈”のひとつの完成形とも言えるのではないでしょうか?
リバプールの風を感じさせるビート感に、シンプルながらも切れ味鋭いギター・リフ、そしてツイストやR&Rの要素を取り込んだアレンジの妙と、そのすべてが、英米ロックの模倣ではなく、日本独自のロックンロールとして結晶化しています!
アルゼンチン・シンフォの名作『Banana』(1974年)で知られるバナナの活動初期を網羅したコンピレーション!Music Hallレーベルに残したアルバム『Banana Ha Llegado Al Mundo』と6枚のシングルを収録。3分クッキング的なエレクトーンが爽やかなサウンドを紡ぎながらも、スペイン語の絡みつくイントネーションで、南米のねっとり湿度を感じることができる「La mufa」や、荒々しいギターリフのイントロから以外にも歌メロが爽やかな「Un fanfarrón」など、のちのシンフォ路線とは異なりますが、リバプール・サウンドや、モンド・ミュージックがお好きな方にはズバリなサウンドが詰まっております!
ジャケットに折れ、盤にキズ、バックインレイ背に破れのため、値引きセール品になります
レーベル管理上、状態の悪い商品です。盤に複数のキズやジャケ・背ジャケに折れなどがございます。あらかじめご了承ください。
アルゼンチンを代表するミュージシャンLitto Nebbiaを中心に結成されたグループ。67年のデビュー作。南米らしい哀愁いっぱいのメロディと、Litto Nebbiaのメロウでリリカルなオルガン&ピアノ&キーボードをフィーチャーした、メロディアスな60sビート・ポップ。胸を打つメロディ満載の佳曲揃い。
タイトル通り Mersey Beat 勢からの影響をモロに受けた南米アルゼンチンはブエノスアイレスの Beat グループが 66 年に発表した 1st アルバムが初の CD 化!。メンバーには後に Alma Y Vida へ参加する Carlos Mellino や Manal の Alejandro Medina も在籍していたそうです。本家英国の Mersey Beat 勢や同じく南米の Los Shakers/Los Walkers あたりを彷彿とさせるグルーヴィーなハーモニーをビシビシと決めて来るマージー・スタイルの蒼いビートが非常に素晴らしい内容です。南米60年代ビート・フリーク の方には是非ともお薦めです!それでいて南米特有の翳りのギターの旋律もとても渋くいい味を出しています!
レーベル管理上、状態の悪い商品です。盤に複数のキズやジャケ・背ジャケに折れなどがございます。あらかじめご了承ください。
ボーナス・トラック8曲
盤質:傷あり
状態:良好
若干黄ばみ・側面部に色褪せ・軽微な折れあり
1964年にリオデジャネイロで結成されたブラジル最初期のロックバンドの一つ。
ブラジル音楽シーンに巻き起こったジョーヴェン・グアルダというビートルズやストーンズの影響化のムーヴメントと差別化を図るためにポルトガル語を用いた最初期のバンドとされているようです。
The Turtlesの「Happy Together」やThe Outsidersの「Time Won’t Let Me」などの英米ヒット曲をポルトガル語でカバーしており、独特な語感と相まって個性的なサウンドに仕上がっております!
廃盤、2in1CD、デジパック仕様
盤質:無傷/小傷
状態:不良
圧痕あり、汚れあり
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