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【中古棚探検隊】意外と聴かれてない?いぶし銀ブリティッシュ・ロックをピックアップ!

スタッフ佐藤です。

STEAMHAMMER、JONESY、HIGH TIDE、KEEF HARTLEY BAND。

名前は知っていても、あれ?そういえば音を聴いたことはないな…という方も多いグループ達ではないでしょうか。

今回は、そんな意外と聴き逃されているかもしれない、とスタッフ佐藤が思ういぶし銀ブリティッシュ・ロック・グループを、中古棚からご紹介していきたいと思います。

それではスタート!

STEAMHAMMER / RIDING ON THE L&N THE ANTHOLOGY

まずはこのバンドから。

60年代末から70年代初頭にかけて4作品を残した英バンドで、2020年に再結成して22年には50年ぶりのニューアルバムをリリースしました。

音的には重厚なブルース・ロックを土台としながら、構築的でスケール大きい楽曲展開を持ち味とする「プログレッシヴ・ブルース・ロック」とも呼ぶべきスタイルが特徴的です。

そんな彼らの60~70年代の4アルバムから名曲を集めたアンソロジーがこちら。

STEAMHAMMERというバンドのエッセンスを知るにはまさにうってつけですね。

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JONESY / MASQUERADE: DAWN YEARS ANTHOLOGY

「名前は知ってるし、ジャケットもよく見かけるけど、音は知らない。という方が意外と居そうなバンド」その2は、JONESYです。

メロトロンを全編に配した重厚な音作りと叙情的なメロディが魅力の、初期クリムゾン影響下の実力派グループですね。

メロトロンの洪水にジャジーなサックス&フルートも絡んできて、これでもかとドラマティックに繰り広げられる叙情派アンサンブルはこれぞ英国プログレ。

本CDは、彼らが残したオリジナル・アルバム3作「NO ALTERNATIVE」「KEEPING UP」「GROWING」の全曲に追加音源3曲を加えた、コンプリート的内容となっています☆

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ANNO DOMINI/ON THIS NEW DAY

そんなJONESYを率いたJONES兄弟が、JONESY以前に結成したバンドも一緒にピックアップ。

いきなりBYRDS「SO YOU WANT TO BE A ROCK N ROLL STAR」のカヴァーを持ってくる大胆さが良いですね。

全体としてはフォーク・ロックだったり、サイケデリック・ロックだったり、ハード・ロックだったり…煮え切らないところが愛おしい!

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HIGH TIDE / COMPLETE LIBERTY RECORDINGS

続いてご紹介するのがHIGH TIDEです。

英国のサイケ・ギタリストとして最高峰のテクニックを誇った名手Tony Hillと、のちにホークウィンドで活躍するヴァイオリニストSimon Houseを双頭とするグループ。

その絶妙な立ち位置ゆえか、プログレ・ファンからは「HIGH TIDE?サイケ・ハードでしょ?」と言われ、サイケ/ハード・ロック・ファンからは「HIGH TIDE?プログレじゃん」と言われ、なかなかリスナーが定まっていない印象を受けます。

しかしどちらのファンも、ひとたび聴けばそのブリティッシュ・ロック然とした「カッコよさ」は間違いなく実感してもらえるはずなのです。

こちらはHIGH TIDEの歴史をまるっと収めた全2作品+デモ&セッション音源収録ボーナス・ディスクの3枚組ボックス!

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KEEF HARTLEY/LANCASHIRE HUSTLER

ラストはKEEH HARTLEY BANDでまいりましょう。

ウッドストック・フェスにも出演するなど、大御所と言われるわりには日本ではリスナーが多くないアーティストではないかと思います。

ビートルズ加入のためリンゴが抜けたロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズで後任ドラマーとして活動、その後は名門ブルースブレイカーズに在籍したのち自身のリーダーバンドを立ち上げて活躍したいぶし銀ドラマーがこのキーフ・ハートレー。

本デビュー作は、コシのある強靭なグルーヴに乗ってブラスとギターが熱気たっぷりに絡む、すでに貫禄満点のサウンドに驚かされる傑作。

ジミヘンやザッパら大物たちからも高い評価を受け、バンドは一気に注目株として頭角を現します。

その勢いのまま、同年には2nd『The Battle Of North West Six』を制作。リリース前にアメリカ・ツアーが決まり、そのツアー初日の公演としてウッドストック・フェスティバルのステージに上がったのでした。

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