2025年1月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
今月から取り上げた出した英国の老舗リイシューレーベルMR.BONGOの特集はいかがでしょうか?
【関連記事】
MR.BONGOのカタログ特集!今回はレーベルが今力を入れているキューバの往年の名作リイシューシリーズ「キューバ・クラシックス・シリーズ」を特集いたします!
これまでカケレコでは取り上げてこなかったジャンルだと思うので、皆様の新しい探求心に火を付けられていれば幸いです!
そして今回は本レーベルからリリースされている日本のジャズロック再発作品をピックアップいたします!
日本のジャズ・フュージョンの先駆者の一人として国内外でに評価の高いギタリスト、76年作。HIP HOPのアーティストたちにサンプリングソースとして使用され最高傑作として人気の「Mirror of My Mind」と並び評される本作。
全盛期のThe Headhuntersを彷彿とさせる「Raisins」、Diamond D、Puff Daddy、Kool G Rapなどによってサンプリングされ、HIP HOPシーンで再評価されたアジアン~エスニックなフルートの音色が印象的な「Bamboo Child」、RTFやマハヴィシュヌオーケストラがお好きな方には是非とも聴いていただきたい名曲「Andes」など、プログレ、ジャズロック好きも唸ること間違いなし!な一枚です。
ジャズ・ドラマーとしての活動で知られる石川晶率いるカウント・バッファローズの72年の名盤。
アフリカの広大なる大地夜明けを思わせるイントロから水谷公生のヘヴィーサイケデリックなギターがリードするアフリカン・ヘヴィーサイケデリック・ロック「動物達と夜明け」、ラリー寿永と石川晶のプリミティヴなリズムの応酬から水谷公生のフリーフォームなギターソロが印象的な「求愛」、ワウペダルの効いたブルージーなギターや、アフリカンなリズムセクションが織りなす音の渦が圧巻の「ピグミー」など正にアフリカン・ロック!と言いたくなる名曲。日本のロック黎明期の混沌とした熱気を見事にパッケージングした名作。
山本邦山と並び、世界にその名を轟かせる日本を代表する尺八奏者、1970年の名作。68年発表の『ハーレム・ノクターン』や『これぞモダン尺八/第2集』、さらには70年リリースの『尺八ロック』シリーズなど、多くの革新的作品で知られる彼ですが、本作はその中でも最高傑作と言えるアルバム!海外では「オリエンタル・ジャズファンク」として評価が高く、DJやプロデューサーたちから熱烈な支持を得ている一枚。
一番人気である名曲「陰と陽(The Positive and the Negative)」は、力強い和太鼓のビートと尺八の妖艶な旋律が織りなすトラックで、エキゾチックな魅力を存分に味わえる一曲。伝統的な楽曲のカバーも見事で、「最上川舟唄」では日本的情緒を保ちながら、ジャズの自由なアレンジを取り入れています。
和楽器の可能性を広げ、東洋と西洋の音楽の架け橋となる作品として、音楽史に残る傑作として、幅広い音楽好きに聴いていただきたい一枚です!
日本が誇る尺八奏者の1979年作。
横溝正史のミステリー小説『悪魔が来りて笛を吹く』を原作とする映画のために、プロデューサー角川春樹の直々の依頼で作曲された本作。
アシスタント・プロデューサーとして今井裕を迎え、フュージョン、ファンク、ディスコが交錯するクロスオーバーサウンドは今聴いても新鮮です!物悲しいストリングスの旋律がイタリアン・プログレやチェンバー系に通じるタイトル・トラックに、山本邦山の卓越した尺八の妙技と洋楽サウンドが混じりあった正にフュージョン!と言える「火焔太鼓」など聴きどころ満載!
日本の古典と当時の先端を行くクロスオーバー・フュージョンサウンドをが見事にマッチしており、ロックファンが聴いてグッと来ること間違いなし名盤です!
純邦楽界隈だけでなくジャズ・シーンとの繋がりで洋邦の垣根を越えた箏奏者、73年作。
71年リリースの村岡実との共演作『 尺八&琴 男の世界 <ボサ・ノヴァ編> 』や74年にオランダの鬼才フルート奏者クリス・ヒンゼ、人間国宝でもある尺八奏者山本邦山との共演した『怪顚』など純邦楽界に留まらない活動で知られる沢井忠夫が本作で挑戦したの…なんと!ジャズ・ロック!?
伝統的な民謡をベースに幽玄で夢幻的な雰囲気を持つ尺八と箏のユニゾンに猪俣猛、前田憲男によるジャズやロックのエッセンスが溶け込んだ唯一無二の傑作!
ぶっといベースラインからメロウなエレピの調べ、幽玄な尺八がリードを取る民謡ジャズ・ロックな「ソーラン節」が一押し!
関連コンテンツも合わせてチェック是非!
【関連記事】
MR.BONGOのカタログ特集!今回はレーベルが今力を入れているキューバの往年の名作リイシューシリーズ「キューバ・クラシックス・シリーズ」を特集いたします!
尺八とビッグバンドという異色の組み合わせを違和感なくまとめ上げ、ジャズmeets民謡としか言いようのない、他では決して聴くことのできないサウンドを作り上げた名盤です!
HOZAN YAMAMOTO/BEAUTIFUL BAMBOO-FLUTE
MRBCD214(MR.BONGO)
2290円 (税込2519円)
在庫あり
惜しくも19年にこの世を去ったジャパニーズ・ロック界の大御所、内田裕也氏が手掛けた最高傑作と言えば、もうこれでしょう!日本が世界に誇るハードロックの名作!
ASH3002(PHOENIX RECORDS)
1120円 (税込1232円)
水谷公生のサイケデリック・ヘヴィー・ギターがたっぷり堪能できる日本のロック黎明期を代表する一枚!OsibisaやAssagaiとは異なる日本独自のアフロ・ロックがここに!
AKIRA ISHIKAWA & COUNT BUFFALO/UGANDA
MRBCD239(MR.BONGO)
1990円 (税込2189円)
在庫あり
山本邦山と並び、世界にその名を轟かせる日本を代表する尺八奏者、1970年の名作。東洋と西洋の音楽の架け橋となる作品として、音楽史に残る傑作として、幅広い音楽好きに聴いていただきたい一枚です!
MRBCD195(MR.BONGO)
1990円 (税込2189円)
在庫あり
日本のジャズ・フュージョンの先駆者の一人として国内外でに評価の高いギタリスト、76年作。HIP HOPのアーティストたちにサンプリングソースとして使用され最高傑作として人気の「Mirror of My Mind」と並び評される本作。
全盛期のThe Headhuntersを彷彿とさせる「Raisins」、Diamond D、Puff Daddy、Kool G Rapなどによってサンプリングされ、HIP HOPシーンで再評価されたアジアン〜エスニックなフルートの音色が印象的な「Bamboo Child」、RTFやマハヴィシュヌオーケストラがお好きな方には是非とも聴いていただきたい名曲「Andes」など、プログレ、ジャズロック好きも唸ること間違いなし!な一枚です。
日本が誇る尺八奏者の1979年作。横溝正史のミステリー小説『悪魔が来りて笛を吹く』を原作とする映画のために、プロデューサー角川春樹の直々の依頼で作曲された本作。アシスタント・プロデューサーとして今井裕を迎え、フュージョン、ファンク、ディスコが交錯するクロスオーバーサウンドは今聴いても新鮮です!物悲しいストリングスの旋律がイタリアン・プログレやチェンバー系に通じるタイトル・トラックに、山本邦山の卓越した尺八の妙技と洋楽サウンドが混じりあった正にフュージョン!と言える「火焔太鼓」など聴きどころ満載!
日本の古典と当時の先端を行くクロスオーバー・フュージョンサウンドをが見事にマッチしており、ロックファンが聴いてグッと来ること間違いなし名盤です!
ジャズ・ドラマーとしての活動で知られる石川晶率いるカウント・バッファローズの72年の名盤。アフリカの広大なる大地夜明けを思わせるイントロから水谷公生のヘヴィーサイケデリックなギターがリードするアフリカン・ヘヴィーサイケデリック・ロック「動物達と夜明け」、ラリー寿永と石川晶のプリミティヴなリズムの応酬から水谷公生のフリーフォームなギターソロが印象的な「求愛」、ワウペダルの効いたブルージーなギターや、アフリカンなリズムセクションが織りなす音の渦が圧巻の「ピグミー」など正にアフリカン・ロック!と言いたくなる名曲。日本のロック黎明期の混沌とした熱気を見事にパッケージングした名作。
山本邦山と並び、世界にその名を轟かせる日本を代表する尺八奏者、1970年の名作。68年発表の『ハーレム・ノクターン』や『これぞモダン尺八/第2集』、さらには70年リリースの『尺八ロック』シリーズなど、多くの革新的作品で知られる彼ですが、本作はその中でも最高傑作と言えるアルバム!海外では「オリエンタル・ジャズファンク」として評価が高く、DJやプロデューサーたちから熱烈な支持を得ている一枚です。
一番人気である名曲「陰と陽(The Positive and the Negative)」は、力強い和太鼓のビートと尺八の妖艶な旋律が織りなすトラックで、エキゾチックな魅力を存分に味わえる一曲。伝統的な楽曲のカバーも見事で、「最上川舟唄」では日本的情緒を保ちながら、ジャズの自由なアレンジを取り入れています。
和楽器の可能性を広げ、東洋と西洋の音楽の架け橋となる作品として、音楽史に残る傑作として、幅広い音楽好きに聴いていただきたい一枚です!
純邦楽界隈だけでなくジャズ・シーンとの繋がりで洋邦の垣根を越えた箏奏者、73年作。
71年リリースの村岡実との共演作『 尺八&琴 男の世界 <ボサ・ノヴァ編> 』や74年にオランダの鬼才フルート奏者クリス・ヒンゼ、人間国宝でもある尺八奏者山本邦山との共演した『怪顚』など純邦楽界に留まらない活動で知られる沢井忠夫が本作で挑戦したの…なんと!ジャズ・ロック!?
伝統的な民謡をベースに幽玄で夢幻的な雰囲気を持つ尺八と箏のユニゾンに猪俣猛、前田憲男によるジャズやロックのエッセンスが溶け込んだ唯一無二の傑作!
ぶっといベースラインからメロウなエレピの調べ、幽玄な尺八がリードを取る民謡ジャズ・ロックな「ソーラン節」が一押し!
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!