2025年1月9日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
MR BONGOは1989年にイギリスで創業された老舗レコードショップ兼レーベル。創業当初はDef Jam、Rawkus、Nervous、Big Beatといったインディペンデント・ヒップホップ・レーベルをイギリスで初めて販売したショップとして知られ、イギリスのDJやアーティストが集まる音楽の拠点として知られておりました。
90年代中頃より、Marcos ValleやJoyceなどのブラジル音楽のメジャー・アーティストを皮切りにLula Cortes & Ze Ramalhoの『Paebiru』やArthur Verocaiなどブラジリアン・サイケの秘宝と呼ばれる名盤、アフリカ、日本のジャズロック作品、近年では70年代キューバの名作タイトルを再発するなど精力的に活動を続けているレーベル。
カタログ的にはレア・グルーヴ系の作品が多いですが、ブラジリアン・サイケや、アフロ・ロック、日本のジャズロックなどカケレコ的にも見逃せない名作が多数カタログされており、今後のリリースも目が離せない要注目レーベルです!
今回はその中からブラジルもので、おすすめのタイトルをご紹介!
00年代初頭よりMf DoomやLudacrisなどのヒップホップ界隈から注目を集め再評価されたブラジルのSSWの72年作。
ボサノヴァをを基調として、ロックやジャズなどの様々なジャンルを取り込んだブラジルのポピュラー音楽MPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)を代表するアーティストたちのアレンジャーとして知られ、本作ではそのジャンルレスな音楽性を盛り込んだ、名アレンジャーとしての才能がいかんなく発揮されたブラジリアン・サイケ/メロウ・ソウルの大名盤です。
ギターとパーカッションが織りなすサンバのリズムに、流麗なストリングスとホーンセクションが加わり、朝のまどろみのうような独特の雰囲気を醸し出している代表曲『Sylvia』や、メロウなエレピの音色が印象的なジャズロック「Pelas sombras」など、意外とカンタベリーやジャズロック好きが聴いても楽しめるかも!?
1964年にリオデジャネイロで結成されたブラジル最初期のロックバンドの一つ。
ブラジル音楽シーンに巻き起こったジョーヴェン・グアルダというBEATLESやROLLING STONESの影響化のムーヴメントと差別化を図るためにポルトガル語を用いた最初期のバンドとされているようです。
TURTLESの「Happy Together」やOUTSIDERSの「Time Won’t Let Me」などの英米ヒット曲をポルトガル語でカバーしており、独特な語感と相まって個性的なサウンドに仕上がっております。Os Mutantesと並ぶサイケデリック・ロックやガレージ・ロックのファン必聴の一枚!
リオデジャネイロを拠点に活動し、1969年頃に結成されたバンドの72年唯一作がコチラ!
ブラジルのプログレッシヴ・ロックの黎明期を象徴するアルバムとして人気の一枚としてもお馴染みですね!
BLACK SABBATH直系の重々しいリフとドゥーミィーな展開がたまらないヘヴィーブルース「Metrô Mental」、「Salve-Se Quem Pude」から、
大きな咳払いとファンキーなリズムセクションと豪快で歯切れの良いホーンセクションの織りなす、摩訶不思議なブラスロックが印象的な「The Cancer Stick」、
ヴォーコーダー?のようなボーカルからコズミック・サウンドを突然切り裂くスペイシー・ヘヴィー・ロック「Turpe Est Sine Crine Caput」など、
全編に渡りゴリゴリのロックサウンドが詰まったブラジルのロックで一枚と言われた先ずはコチラから!
Milton Nascimentoのバック・バンドとしても知られるミナスの伝説的グループ、Som Imaginárioのメンバーとしても活躍したマルチ・プレイヤーが音楽を担当、75年制作のカルト映画のサウンドトラック。
疾走感あふれる豪快なスペイシー・ジャズロックな「Esquadrão Da Morte」、ラテン風味を織り交ぜたジャズ・ロック「Rhumba」などを収録。
サイケデリックあり、ブラジリアン・ファンク、ジャズ、ラテンロック、イタリアンライブラリー系など幅広い層が楽しめるバラエティな一枚です!
1972年にブラジルでリリースされたフォーク・デュオによる知る人ぞ知る名作!
MPBをベースにしながらも、サイケデリック・ロック、ファンクなどの要素も盛り込んでおり、ブラジル音楽ファンだけでなく、幅広い層のリスナーが楽しめる一枚です。
おススメは軽快なラウンジ系のジャジー・ボッサの展開から短いながらも弾きまくりなギターソロがカッコいい「Tá todo mundo aí」が一押し!
ブラジル出身の4人組プログレ・サイケ・バンド。本作はリオデジャネイロで録音された70年作で、オリジナルは超ド級のレア盤。冒頭M1、オルガンとファズが珍妙なユニゾンを奏でるSF/モンドな5拍子インスト・トラックで聴く者の脳汁をたぷたぷ状態に、続くヘヴィ・スペイシー・サイケの表題曲M2で脳内ダム見事に決壊!その後も、アシッド・フォーキー×逆回転、不穏なオルガン・リフと暴れ太鼓がのたうつヘヴィ・プログレ・サイケなどの楽曲が、技術と知識とアイデアを駆使したくてウズウズしてるが故の目まぐるしさで展開されます。そのあたりのどん欲さならSILVER APPLESすら凌駕!
00年代初頭よりMf DoomやLudacrisなどのヒップホップ界隈から注目を集め再評価されたブラジルのSSWの72年作。
Ivan Lins、Jorge Ben、Erasmo CarlosなどMPBを代表するアーティストたちのアレンジャーとして知られ、ボサノヴァやサンバをベースにジャズ、クラシック、ファンク、ロックなどジャンルレスな音楽性を盛り込んだ、名アレンジャーとしての才能がいかんなく発揮されたブラジリアン・サイケ/メロウ・ソウルの大名盤です。ギターとパーカッションが織りなすサンバのリズムに、流麗なストリングスとホーンセクションが加わり、朝のまどろみのうような独特の雰囲気を醸し出している代表曲『Sylvia』や、メロウなエレピの音色が印象的なジャズロック「Pelas sombras」など、意外とカンタベリーやジャズロック好きが聴いても楽しめるかも!?
1972年にブラジルでリリースされたカルト的名作としてお馴染みのMPBをベースにしながらも、サイケデリック・ロック、ファンクなどの要素も盛り込んでおり、ブラジル音楽ファンだけでなく、幅広い層のリスナーが楽しめる一枚です。
おススメは軽快なラウンジ系のジャジー・ボッサの展開から短いながらも弾きまくりなギターソロがカッコいい「Tá todo mundo aí」が一押し!
盤質:全面に多数傷
状態:良好
盤に研磨跡あり、若干折れ・軽微なケースツメ跡あり
1964年にリオデジャネイロで結成されたブラジル最初期のロックバンドの一つ。
ブラジル音楽シーンに巻き起こったジョーヴェン・グアルダというビートルズやストーンズの影響化のムーヴメントと差別化を図るためにポルトガル語を用いた最初期のバンドとされているようです。
The Turtlesの「Happy Together」やThe Outsidersの「Time Won’t Let Me」などの英米ヒット曲をポルトガル語でカバーしており、独特な語感と相まって個性的なサウンドに仕上がっております。Os Mutantesと並ぶサイケデリック・ロックやガレージ・ロックのファン必聴の一枚!
Milton Nascimentoのバック・バンドとしても知られるミナスの伝説的グループ、Som Imaginárioのメンバーとしても活躍したマルチ・プレイヤーが音楽を担当、75年制作のカルト映画のサウンドトラック。疾走感あふれる豪快なスペイシー・ジャズロックな「Esquadrão Da Morte」、ラテン風味を織り交ぜたジャズ・ロック「Rhumba」などを収録。サイケデリックあり、ブラジリアン・ファンク、ジャズ、ラテンロック、イタリアンライブラリー系など幅広い層が楽しめるバラエティな一枚です!
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