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日が伸びたこの時期、平日の帰り道にウキウキしながら聴きたくなるサイケ・ポップがこちら!

  

だんだんと日がのびてきた今日この頃、何の変哲もない帰り道も、ふと気づくとまだまだ明るい景色に不思議と心がウキウキしてくるんです。

温かくなるにつれグングンと彩度を増す景色。

どこからか聞こえるホーホケキョ、テッペンカケタカ。

風にのってふわっと香る沈丁花。

目にも鼻にも耳にもほんのりとサイケ(?)な日常を感じられる心地よい季節ですよね。

本日はそんな季節に酔うような感覚をさらに味わっていただければと、フワフワウキウキしながら聴いていただきたいサイケ・ポップをご紹介させていただきます。

まずはこちらから。

GILES GILES & FRIPP / CHEERFUL INSANITY OF GILES GILES AND FRIPP

ご存じ、ロバート・フリップ率いるトリオによる68年唯一作。皮肉の効いたメロディーや展開が、なんとも心地よい牧歌的な安心感に包まれて、絶妙な夢心地に誘われます。「クリムゾンの面影もない」なんて言われることが多い本作ですが、M10:に「21st Century Schizoid Man」味を感じるのは私だけでしょうか・・・?

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続いてはこちら。ジャケットからドロドロのサイケを想像してしまいますが、フワフワ明るいこれぞサイケ・ポップな1枚。

JULY / JULY

音に対する偏執狂ぶりが存分に堪能できるアングラ・サイケ・ポップ。タブラ、シタールによるだら~んとした雰囲気と、ハイな演奏の混ざり具合が絶妙。浮足立ったようなヴォーカルだけで気持ちいいんですが、讃美歌チックな高音コーラスに聞き入っているとなぜか急に低音に沈み込んだり、跳ねるようなテンポにウキウキしているとなぜかヴォーカル・エフェクトで急ブレーキがかかったりと、緩急や高低のつけ方もこれまた絶妙。

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お次はこちらなんていかがでしょう?

BRAVE NEW WORLD / OH ! CALCUTTA !

「英米のサイケ・ポップなんかに負けらんねえぞ」といったようなジャーマン・サイケの印象を覆すとも言える、ハイクオリティなサイケ「ポップ」作。軽快で跳ねるような程よい疾走感と三拍子のテーマパーク感がいききする、まるでディ〇ニーランドに来たかのような非現実感が最高です。おまけにはもったいなすぎるエモーショナルな美メロも登場したりと、この1枚で色んな欲求が満たされる感じは中々出会えません。

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こちらもおすすめ。

OMEGA / TROMBITAS FREDI ES A RETTENETES EMBEREK

ハンガリー・シーンを代表する OMEGA が OMEGAREDSTAR 名義でリリースした68年のデビュー作。後のプログレッシヴな作風とは異なりますが、力強いビート、ファズの効いたキャッチーなギター、ムーディーなホーン、お遊戯会のような楽しくポップなピアノ、チップ・チューンな小気味いいギミックが、うまいこと絡みあうんです。しっちゃかめっちゃかになりそうなものですがまとまるんです。東欧ならではの美しく哀愁溢れるメロディもご堪能いただけます。

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最後にご紹介するのはこの作品。

BUCKWHEAT / PURE BUCKWHEAT HONEY

STRAY DOGの2nd『WHILE YOU’RE DOWN THERE』から加入のギタリスト、Timmy Dulaineが率いた米サイケ・ポップ・バンドの69年唯一作。アメリカのバンドですが、ビートルズやキンクスらを彷彿させる、ふわりと気品を醸し出しながらもウィットに捻くれたポップ・サウンドは最高です。気品ある管弦アレンジをバックに、甘いコーラスを伴った伸びやかなヴォーカルが歌う瀟洒にしてメロディアスなナンバーが並びます。が、冒頭曲の『A Hard Day’s Night』期のビートルズさながらの甘酸っぱいメロディに、エネルギッシュな演奏で駆け抜けるキャッチーな疾走感にもびっくりしていただけます。

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    68年リリース、「宮殿」の面影こそないものの、レイト60sサイケ・ポップ/フォークとして素晴らしい完成度を誇る名作!

    Robert Fripp、Michael Giles、Peter Gilesによるトリオ。「クリムゾン・キングの宮殿」前夜の68年にDECCAからリリースされた唯一作。いかにも英国的な牧歌性、Soft Machineの1stに通ずるひねくれたユーモア、Syd Barrettを彷彿とさせるサイケ/アシッド/ポップ感覚などを感じさせる、いかにもレイト60sなサイケ・ポップ/フォーク。「宮殿」の面影はありませんが、全体に流れる格調高さやシニカルな雰囲気、緊張感ある知的なギターなど、Robert Frippの存在を確かに感じさせます。Michael Gilesのふくよかなドラムも特筆もの。レイト60sのサウンドとして、かなり完成度高いです。Soft Machineの1stと3rdが音は異なるけど負けず劣らず素晴らしい作品のように、「宮殿」とともに愛されるべき名作です。

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    『チューブラー・ベルズ』のプロデュースで名高いトム・ニューマン率いるグループ、68年デビュー作、英レイト60sサイケの重要作!

    68年発表のトム・ニューマン率いるジュライの1stアルバム。トム・ニューマンと言えばマイク・オールドフィールド「チューブラー・ベルズ」のプロデューサーとして有名な、初期Virginレーベルを支えた奇才。そんな彼が輝かしいキャリアをスタートさせたのが本作です。「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行していた」なんてライナーに書いてありますが、それも嘘ではなさそうな、「音」にたいする偏執狂ぶりが存分に堪能できるアングラ・サイケ・ポップ。テープ逆回転、タブラ、シタールによるだら〜んとした雰囲気と、バンドによるハイな演奏の混ざり具合が絶妙の一枚。ぶっ飛びますLP。

  • BRAVE NEW WORLD / OH ! CALCUTTA !

    ジャーマン・サイケの印象を覆す、上質なサイケ・ポップ作、70年発表

    72年にドイツVERTIGOからリリースされた傑作2nd『IMPRESSIONS ON READING ALDOUS HUXLEY』で知られるジャーマン・サイケ・グループ。Dicky Tarrach(ex.RATTLES)、Herb Geller(ex.CLIFFORD BROWN GROUP)といった多国籍なメンバー構成。本作は、70年にPOLYDORからリリースされた彼らのデビュー作。実験的でアヴァンギャルドな印象の強い2ndからも随所で垣間見ることのできる、彼らの非凡な「ポップ・センス」が全面に押し出されたサイケ・ポップ作。華やかなホーン・アレンジ、美しいハーモニー、奇跡的なメロディ、そしてジャーマンならではの悪戯っぽい実験/ユーモアと、凝った音響処理。時代的にはちょっと前後しますが、「英米のサイケ・ポップなんかに負けらんねえぞ」といった挑発的な姿勢が、サウンドにもジャケットにも顕れているような気がします。ジャーマン・サイケの印象を覆すとも言える、ハイクオリティなサイケ「ポップ」作。

  • BUCKWHEAT / PURE BUCKWHEAT HONEY

    ELPのレーベルMANTICOREからデビューした米ハード・ロック・バンドSTRAY DOGのメンバーが率いた米サイケ・ポップ・バンド、69年唯一作。

    Greg LakeプロデュースでMANTICOREよりデビューしたハード・ロック・バンドSTRAY DOG。彼らの2nd『WHILE YOU’RE DOWN THERE』より加入したギタリストTimmy Dulaineが、60年代末に率いた米サイケ・ポップ・バンドの69年唯一作。アメリカのバンドですが、ビートルズやキンクスらを彷彿させるほのかな気品を漂わせつつもちょっぴり捻くれたポップ・サウンドを聴かせます。冒頭の「Yes」から『A Hard Day’s Night』期ビートルズ風の甘酸っぱいメロディと溌溂とした演奏で駆け抜けるキャッチー過ぎる名曲でびっくり。全体としてはキンクスの捻くれ感とバッドフィンガーの哀愁を折衷したようなサウンドが中心で、気品ある管弦アレンジをバックに、甘いコーラスを伴った伸びやかなヴォーカルが歌う瀟洒にしてメロディアスなナンバーが並びます。バンジョーが彩るカントリー・タッチのナンバーを除けば、英バンドかと思ってしまうほど英国調の端正な味わいが印象的な作品です。

  • OMEGA / TROMBITAS FREDI ES A RETTENETES EMBEREK

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    ハンガリーを代表するグループ。OMEGA REDSTAR名義でリリースされた記念すべきデビュー作。68年作。力強いビート、キャッチーなファズ・ギター、サイケなオルガン、テープ逆回転などカラフルなギミック。英サイケデリック・ムーヴメントの空気を吸い込んだ勢い溢れるサイケ・ポップ!ポップといってもPRETTY THINGSやTRAFFICなどに通ずるロック色の強いサウンドが印象的。後のプログレッシヴな作風とは異なりますが、東欧ならではの哀愁溢れるメロディはやはり素晴らしい。

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