2021年12月15日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: サイケ
カケレコ中古棚に眠る「これは!」という作品を発掘してご紹介する「中古棚探検隊」、本日のキーワードは「サイケ・ポップ」でお送りいたします。
身体の芯からじわじわと上がってくる程よい酩酊感を不安定に乗りこなす絶妙なポップさが包みこむ、ほろ酔いポップをお届けします。
ORANG-UTANの前身として知られる英サイケ・バンド、未CD化音源を含む28曲入りコンピレーション。のちにHOLY MACKEREL、SAMUEL PRODY、ORANG-UTANといった好バンドへと発展していく英サイケ・グループ。アルバムを残さなかった彼らの軌跡を未発表音源も交えて辿ったアンソロジー!
後にTRAFFICを結成するJim CapaldiとSPOOKY TOOTH?MOTT THE HOOPLEなどで活躍するギタリストLuther Grosvenor、FAMILYで活躍するJohn Palmerが在籍、アルバムを残さずに解散した幻のグループ。本作は、66年?68年の音源をまとめた全12曲収録の編集盤。R&Bが根っこにある、土臭さや渋みが感じられるサイケデリック・ロック/ポップ。
BEATLESファンにはお馴染みのBEATLESフォロワー。エンジニアにGeoff EmericやAlan Parsons、プロデュースはNorman SmithというBEATLES布陣にて、69年にアビー・ロード・スタジオで録音されながら未発表となった幻の作品。憂いのあるジェントルなメロディとアコースティカルで気品のあるアンサンブルは、「RUBBER SOUL」あたりのBEATLESサウンドを彷彿とさせます。
68年発表、『チューブラー・ベルズ』のプロデュースで名高いトム・ニューマンによるグループ、英レイト60sサイケの重要作!マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』のプロデュースによってのちに名を馳せるトム・ニューマンが、「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行した」上で録音したという英サイケ迷盤!
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春眠暁を覚えず、ついつい昼間でもうとうと微睡んでしまう季節ですね。今回はまるで不思議な夢の中にいるような、心地良くもストレンジなサイケ・ポップ作品を集めました。
68年発表のトム・ニューマン率いるジュライの1stアルバム。トム・ニューマンと言えばマイク・オールドフィールド「チューブラー・ベルズ」のプロデューサーとして有名な、初期Virginレーベルを支えた奇才。そんな彼が輝かしいキャリアをスタートさせたのが本作です。「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行していた」なんてライナーに書いてありますが、それも嘘ではなさそうな、「音」にたいする偏執狂ぶりが存分に堪能できるアングラ・サイケ・ポップ。テープ逆回転、タブラ、シタールによるだら〜んとした雰囲気と、バンドによるハイな演奏の混ざり具合が絶妙の一枚。ぶっ飛びますLP。
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