2021年12月14日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
寒さが増してきたこのごろ。そんな寒い日に聴きたいファンキーな米ロックをピックアップしてまいります。グルーヴィーな演奏にソウルフルなヴォーカル、そしてパワフルなブラスが入れば問答無用で熱くなります!
強烈なジャケに劣らず、中身もアグレッシヴ!元BS&Tのキーボーディストが結成したブラス・ロック・グループで、ファンキーなグルーヴとパワフルなブラス、跳ねるクラビネットに体揺れちゃいます!
USガレージ・サイケ最高峰『PSYCHEDELIC LOLLIPOP』で知られるグループですが、後にはこんなアルバムも出していたのかあ。名SSWエリック・カズなどを迎え、CHICAGOやELECTRIC FLAGに通ずるジャジー&ソウルフルなサウンドを展開!
ラスベガスで結成されたサイケデリック・ブラス・ロック・バンドの69年唯一作。ソウルフルなヴォーカルが存在感大!エネルギッシュなシャウト、それに呼応するようなアグレッシヴなギター、パワフルなホーン・セクションの熱気に圧倒されます。69年という時代ならではのサイケデリックな香りも面白い!
HUMBLE PIE、ROLLING STONESのバッキング・コーラスで知られる、女性ファンキー・ソウル・シンガー。疾走感のあるソウル・ビートの中、軽快なワウ・ギター・カッティングとホーン・セクション、ソウルフルかつ陽気な彼女の歌声が炸裂!
最後はマイク・ブルームフィールドやジミヘンを支えた名ドラマの71年作。オープニングからホーンが炸裂するファンキーなナンバー!パワフルなだけじゃなく、ラストのメロウ・グルーヴなナンバーも心地よくて良いなぁ。
こちらも合わせてお楽しみください!
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HUMBLE PIE、ROLLING STONESのバッキング・コーラスで知られる、女性ファンキー・ソウル・ロック76年ソロ3作目!CLYDIE KINGは、RAY CHARLESのRAELETTSのメンバーであり、ロック・フィールドにおいても、更にSTEELY DAN、BOB DYLANと言った、大物ロック・アーティストのバッキング・コーラスに参加して来た、実力の持ち主。今作も疾走感のあるソウル・ビートの中、軽快なワウ・ギター・カッティングとホーン・セクション、ソウルフルかつ陽気な彼女の歌声が炸裂!ロサンジェルスの一流セッション・マンがしっかりとサポートし、AOR的なメロウさも増した充実作。フリー・ソウルSSWのファンから、ソウルフルなサザン・ロックのファンにはストライク・ゾーンを行く一枚と言えるでしょう。
BLOOD SWEAT&TEARSのオリジナル・キーボーディストJerry Weissによって結成されたものの、短命に終わった米ブラス・ジャズ・ロック・グループ、70年唯一作。後にROXY MUSICやDavid Bowieなど多くのビッグネームと共演する名パーカッショニストJimmy Maelenが在籍していたことでも知られています。サウンドはBS&Tにも通ずるアグレッシヴな本格派ブラス・ロックですが、BS&Tに比べると黒っぽいタメの効いたファンク/ラテン・テイストが全面に出ているのが印象的。グルーヴィーにうねるベース、パワフルな金管楽器、Weissの跳ねるクラビネット、ブルージーなギター、そしてJimmy Maelenの軽快なパーカッションと熱くソウルフルなヴォーカル!どのパートも熱量たっぷりに突き進んでいくアンサンブルが大変カッコイイです。一部の楽曲では荘厳なオルガンやヴァイオリンなどちょっぴりミスマッチな楽器を取り入れているのもユニーク。BS&Tや初期CHICAGOはもちろん、MANDRILLあたりが好きな人にはたまらないでしょう。
66年の名盤『PSYCHEDELIC LOLLIPOP』で知られる60’sアメリカン・ガレージ・サイケの最高峰。3rdリリース後にグループが分裂、ギター/ヴォーカルのEmil “Peppy” Thielhelm以外のメンバーを総入れ替えして制作された69年作4th。初期のガレージ感は皆無ですが、ジャズやソウル、ラテンといった多彩な要素が織り込まれたサウンドはかなり良いクオリティ。グルーヴィーなリズム隊やピアノに力強いシャウトを聴かせるヴォーカル。曲によってはエネルギッシュなブラスも取り入れながらソウルフルなアンサンブルを展開しつつ、全編に渡ってフィーチャーされたビブラフォンが都会的で涼しげ、かつカラフルな色合いをもたらしていて素晴らしい!初期CHICAGOやELECTRIC FLAG好きはかなり気に入ると思います。後にSSWとして人気を博すエリック・カズがキーボードで参加!
ラスベガスで結成されたサイケデリック・ブラス・ロック・バンドの69年唯一作。ソウルフルなヴォーカルが存在感大で、エネルギッシュなシャウト、それに呼応するようなアグレッシヴなギター、パワフルなホーン・セクションの熱気に圧倒されます。BLOOD SWEAT & TEARSの2ndが好きな方はきっと気にいるでしょう。特筆なのがラストT6の15分超えのジャズ・ロック。ソウルフルなヴォーカルはここでは控えめで、銅鑼の音や東洋的な旋律を取り入れていたり、酩酊感あるオルガンが鳴り響いていたり、ラストではファズ・ギターが唸りをあげたりとサイケデリックなサウンドが面白い。69年という時代の空気を感じさせてくれる作品です。
エレクトリック・フラッグ〜バンド・オブ・ジプシーズにてマイク・ブルームフィールドやジミヘンを支えた名ドラマーのソロ71年作。オープニングからファンキーなインスト。しっかりリズムを刻むタイトなドラムにグルーヴィーなベース&ホーン、後半は弾きまくるギターやオルガンのソロも加わり熱気ムンムン。オールマン・ブラザーズ「Midnight Rider」のグルーヴィーなカヴァーでのパワフルなドラム、ファンキーな曲からバラードまで各曲で光るソウルフルなヴォーカルも良く、BUDDY MILESの存在感が際立つ1枚です!
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